明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
さてさて、新年一発目のエントリも翻訳です。
今回はSixPrizesから。タイトルのとおり、海外勢から見た日本のバトルフェスタの感想になっています。著者のHenry Priorは、SixPrizesのライターにして有名プレイヤー。
この記事も会員限定記事なので、無料で読める前半部分のみの翻訳になっています。それだけでも十分面白いのですが、今回ばかりは後半が訳せないのがちょっとだけ悔やまれます……w
そういえば、大晦日に大和さんの3番目の記事の翻訳をアップしていたのですが、タイミングが最悪だったせいか閲覧数が全然伸びませんでしたw;
非常に面白いので、これを読んだあとはぜひそちらもお読みいただければと思います。
いつもどおり、訳語の至らなさや誤訳の責任は、すべて僕うきにんに属します。
読みやすさを考慮して、改行を変更した部分があります。
(今回も例によって無許可翻訳なので、何かあればすぐに削除します)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
“A Festivus for the Rest of Us” -- An Analysis of the 2013 Japanese Battle Fiesta
by Henry Prior
Thursday, January 2, 2014
ttp://www.sixprizes.com/2014/01/02/a-festivus-for-the-rest-of-us-an-analysis-of-the-2013-japanese-battle-fiesta/
SixPrizesのみんな、こんにちは! 明けましておめでとう。良い休暇を過ごせていることを願うよ。前の記事でも触れたとおり、今回は、日本のバトルフェスタと、来たるXYセットがどうなるかについて話してみたいと思う。
バトルフェスタが何か知らない人のために説明すると、これは日本の大規模大会で、アメリカで言えば大きめのState Championshipか、小さめのRegionals Championshipみたいなものだ。場所は二箇所で、最初は12月15日に大阪で、二度目は12月22日に東京で行われた。
このイベントのフォーマットはBWからコレクションXとコレクションYまでで、これが今現在の日本のスタンダードフォーマットになっている。どういう感じのイベントなのか知りたければ、僕が書いたバトルカーニバルについての記事〔※訳注:ttp://www.sixprizes.com/2013/05/12/step-right-up-and-win-a-prize-an-analysis-of-the-japanese-battle-carnival/〕を見てほしい。
それと、トロピカルビーチとチャンピオンズフェスティバルが、両会場で禁止になった。禁止カードが出るのは2002年以来のことで、そのときはニューラ(ネオ1)とヤドキング(ネオ1)がふくろだたき系のデッキで環境を支配して、事実上ほかのデッキ全てが使い物にならなくなってしまっていた。
チャンピオンズフェスティバルの禁止は意外だった。最初に禁止にするには弱すぎるし、今のところはマニアックなデッキでしか強くないカードだからだ。ただ、トロピカルビーチの禁止にはそこまで驚かなかった。ものすごい値段にわずかな流通量、そしてルール変更以来あらゆるデッキで使われるせいで、このカードはゲームに大きな問題を投げかけている。理論上、特定のカードをすべてのプレイヤーが使えるわけではないというのならば、それは問題だ。
残るFall Regionalsでも、全員が2枚かそれ以上のビーチを使うというのは、まず不可能だと思う。仮にそれだけのお金があったとしても、ビーチはそこまでの枚数が印刷されているわけじゃない。僕はビーチの禁止という判断に賛成だし、TPCi〔※訳注:海外での株ポケ〕にも、ビーチに関して何らかのアクションを起こしてほしいと思っている。
こちらと向こうにはこういう違いがあるから、こちらでXYがリリースされても、どのデッキが良いかについて向こうのデッキが完璧な指標になるわけじゃない。それでも、ある程度の情報を持ち帰ることはできる。僕の持っているふたつの情報はそれぞれ片方ずつのイベントでのものだから、どういうデッキがあってどういう感じだったか、そしてマスターに該当するディビジョンで何が上位入賞したのか、見ていくことにしたい。
■バトルフェスタ大阪――12月15日
これはコレクションXとYが使えるようになった最初のイベントで、日本で発売されてからわずか数日後だったから、プレイヤーの多くはカードを全部持っていなかったり、何を使えばいいのかわかっていなかった。僕のメール相手はナッシー/レッドカードと他のアタッカーを入れたデッキでトップ8に入賞した。彼のデッキのコンセプトはすごく気に入ってるから、記事の後半で、それについてもっと話したいと思う〔※訳注:記事の後半は残念ながら会員限定記事です!w〕。
トップ4デッキは、
1位:レックウザEX/ライコウEX/シビビール
2位:ダークライEX/イベルタルEX/ランドロスEX/バッフロン/アブソル
3位:ゼクロム/ゼクロムEX/シビビール
4位:ホウオウEX/ビリジオンEX/シェイミEX/アブソル/トロピウス/カクレオン
優勝デッキリスト
4 シビシラス(BTV-1, BKZ-1,BW2-2)
4 シビビール
2 レックウザ
1 レックウザEX
1 ゼクロム
1 ビクティニ
1 ライコウEX
1 ジラーチEX
1 バリヤード
4 アララギ博士
4 N
3 アクロマ
4 ハイパーボール
3 レベルボール
2 ちからのハチマキ
2 ポケモンいれかえ
2 あなぬけのヒモ
2 はかせのてがみ
2 すごいつりざお
1 ポケモンキャッチャー
1 ツールスクラッパー
1 ダウジングマシン
1 スカイアローブリッジ
7 雷エネルギー
4 炎エネルギー
〔※訳注:元記事の段階で59枚です。てかこれ本物なの……?〕
2つのシビビールデッキを除けば、ほかのデッキはXYの発売後に海外でも使えるデッキだ〔※訳注:BW2は海外ではレギュ落ち〕。現状ホウオウはアメリカで過小評価されているけれど、きちんと組めばかなりやれるはずだと思う。先週Andrew Zavalaが考察していたホウオウ/アーケオス〔※訳注:ttp://www.sixprizes.com/2013/12/26/bringing-metagame-science-identifying-right-deck-play-look-ho-oharcheops/〕をテストしてみたら面白かった。みんなRegionalsのためにホウオウを温存してみれば良い結果になるかもしれないね。まあ結果はお楽しみにという感じだけど。
海外ではシビビールは使えないけど、この結果からは、こちらのレギュの2つの「あまごい」系デッキについて、多くのことがわかる。カメックスとエンブオーシステムはシビビールデッキととてもよく似ていて、目標は同じだけど、アタッカーにエネを貼る手段が異なっている。カメックスとエンブオーよりもシビビールが好まれている理由は、ビーチが存在しないからだと思う。ビーチがないなら2進化を立てるのはかなりつらいし、カメックスやエンブオーデッキのほとんどにビーチが2、3枚入っているのはそれが理由だ。
この結果から読み取れる一番大きなことは、カメックスとエンブオーの強さだと思う。Citiesの多くでカメックスやエンブオーが優勝したのはもう見てきているし、Winter Regionalsに向けて、結果の観点でいえばそれがベストなのは間違いないと思う。
この結果でもうひとつ面白い点は、プラズマデッキがいないことだ。ここアメリカでは、TexasとChicagoのCitiesマラソンの連覇を含む、相当にきつい大会を、"The Yeti"〔※訳注:Yetiは雪男のイエティのこと。ttp://www.sixprizes.com/2013/12/30/breaking-hype-yeti-address-movements-format/〕が次々に制した。日本の人と話していても、プラズマはもうほとんどいなくて、使えるデッキだとは誰も思っていない、ということだった。
プラズマは今でも本当に良いデッキだから、これには驚いた。おそらくみんなプラズマの正しい構築をちゃんとわかっていないせいだろうから、将来的にはプラズマはもっとたくさん使われると思う。レックウザ/シビビールとのマッチアップが面倒なのは、対カメックスやエンブオーのときのように、エネを貼るたび凍てついた街でダメージを乗せられないからだ。ただ、パルキアEXでレックウザをケアして、カビゴンに入れ替えるというテクニックは、Statesで使われていたプラズマのリストで何度か見たことがある。
■バトルフェスタ東京――12月22日
聞いた話では、この大会には日本中からトップクラスのプレイヤーが参加していたらしい。先週末の大阪大会では、出場できない人がいたり、そうでない人はXYの発売直後で十分に準備ができていなかったりした。
僕の友だちはレックウザ/シビビールを使ったけれど、残念ながらクライマックスステージ進出(つまり予選突破)はできなかった。この大会の結果はかなり面白いから、直接そこを見てみよう。
1位:パルキアEX/その他
2位:レックウザEX/シビビール
3位:プラズマ(デオキボルトキュレム型)
4位:ランドロスEX/ミュウツーEX/ダストダス
残念ながらこの大会のデッキリストは手に入らなかったけど、全部面白そうだから困っちゃうね。こっちにダスト型のランドミュウツーがあまりいないのはダークダストの下位互換だと思われてるからだけど、ここではトップ4に入賞している。この大きな要因は、シビビールが多く使われているからで、ランドロスとミュウツーで序盤にシビシラスを倒して、後半にダストダスでゲームをコントロールできる、ということだろう。
ただ、一番面白く見えるのはパルキアEXで、そこから話を始めよう。単に「その他」と書いたのは、たとえばカビゴンやユキメノコ(BW-P)のような、バトル場に置くと強いポケモンがたくさん入っているからだ。
僕が知っている限りだと、Mark Oliverがこういうデッキをアーカンソーでずっと使っていて、現地のCitiesやLeague Challengesで良い成果を出している。ただ、それが他の地域に広まったり、使われたりしている様子はない。この結果を受けて、このデッキが流行るようならわくわくするし、何ができるのか、自分でもぜひ使ってみたいと強く思っている。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
以上になります。お読みいただきありがとうございました。
ここより後ろは会員限定記事になっていて読めないため、訳はここまでとしました。
WCS2014のレギュがBW3以降なので、そのレギュに慣れている海外プレイヤーの意見は、WCSを見据える上でも参考になりますね。ただ著者も言っているとおり、ビーチの動向は気になります。
余談ですが、文中で触れられているルギアカビゴン型プラズマ「イエティ」はけっこう流行っているらしく、海外のレポートでもときどき出てきます。
言及のあるタッチパルキア型はちょうど2日のジムチャレで僕も試してみたのですが、竜王戦でもそのまま使えるので、知っておいて損はないデッキなのかもしれません(要望があればアップしますが僕のはあまり参考になりません)。
海外でのXYセットの発売は2月5日。メタがどう動くのか、今から楽しみですね。
さてさて、新年一発目のエントリも翻訳です。
今回はSixPrizesから。タイトルのとおり、海外勢から見た日本のバトルフェスタの感想になっています。著者のHenry Priorは、SixPrizesのライターにして有名プレイヤー。
この記事も会員限定記事なので、無料で読める前半部分のみの翻訳になっています。それだけでも十分面白いのですが、今回ばかりは後半が訳せないのがちょっとだけ悔やまれます……w
そういえば、大晦日に大和さんの3番目の記事の翻訳をアップしていたのですが、タイミングが最悪だったせいか閲覧数が全然伸びませんでしたw;
非常に面白いので、これを読んだあとはぜひそちらもお読みいただければと思います。
いつもどおり、訳語の至らなさや誤訳の責任は、すべて僕うきにんに属します。
読みやすさを考慮して、改行を変更した部分があります。
(今回も例によって無許可翻訳なので、何かあればすぐに削除します)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
“A Festivus for the Rest of Us” -- An Analysis of the 2013 Japanese Battle Fiesta
by Henry Prior
Thursday, January 2, 2014
ttp://www.sixprizes.com/2014/01/02/a-festivus-for-the-rest-of-us-an-analysis-of-the-2013-japanese-battle-fiesta/
SixPrizesのみんな、こんにちは! 明けましておめでとう。良い休暇を過ごせていることを願うよ。前の記事でも触れたとおり、今回は、日本のバトルフェスタと、来たるXYセットがどうなるかについて話してみたいと思う。
バトルフェスタが何か知らない人のために説明すると、これは日本の大規模大会で、アメリカで言えば大きめのState Championshipか、小さめのRegionals Championshipみたいなものだ。場所は二箇所で、最初は12月15日に大阪で、二度目は12月22日に東京で行われた。
このイベントのフォーマットはBWからコレクションXとコレクションYまでで、これが今現在の日本のスタンダードフォーマットになっている。どういう感じのイベントなのか知りたければ、僕が書いたバトルカーニバルについての記事〔※訳注:ttp://www.sixprizes.com/2013/05/12/step-right-up-and-win-a-prize-an-analysis-of-the-japanese-battle-carnival/〕を見てほしい。
それと、トロピカルビーチとチャンピオンズフェスティバルが、両会場で禁止になった。禁止カードが出るのは2002年以来のことで、そのときはニューラ(ネオ1)とヤドキング(ネオ1)がふくろだたき系のデッキで環境を支配して、事実上ほかのデッキ全てが使い物にならなくなってしまっていた。
チャンピオンズフェスティバルの禁止は意外だった。最初に禁止にするには弱すぎるし、今のところはマニアックなデッキでしか強くないカードだからだ。ただ、トロピカルビーチの禁止にはそこまで驚かなかった。ものすごい値段にわずかな流通量、そしてルール変更以来あらゆるデッキで使われるせいで、このカードはゲームに大きな問題を投げかけている。理論上、特定のカードをすべてのプレイヤーが使えるわけではないというのならば、それは問題だ。
残るFall Regionalsでも、全員が2枚かそれ以上のビーチを使うというのは、まず不可能だと思う。仮にそれだけのお金があったとしても、ビーチはそこまでの枚数が印刷されているわけじゃない。僕はビーチの禁止という判断に賛成だし、TPCi〔※訳注:海外での株ポケ〕にも、ビーチに関して何らかのアクションを起こしてほしいと思っている。
こちらと向こうにはこういう違いがあるから、こちらでXYがリリースされても、どのデッキが良いかについて向こうのデッキが完璧な指標になるわけじゃない。それでも、ある程度の情報を持ち帰ることはできる。僕の持っているふたつの情報はそれぞれ片方ずつのイベントでのものだから、どういうデッキがあってどういう感じだったか、そしてマスターに該当するディビジョンで何が上位入賞したのか、見ていくことにしたい。
■バトルフェスタ大阪――12月15日
これはコレクションXとYが使えるようになった最初のイベントで、日本で発売されてからわずか数日後だったから、プレイヤーの多くはカードを全部持っていなかったり、何を使えばいいのかわかっていなかった。僕のメール相手はナッシー/レッドカードと他のアタッカーを入れたデッキでトップ8に入賞した。彼のデッキのコンセプトはすごく気に入ってるから、記事の後半で、それについてもっと話したいと思う〔※訳注:記事の後半は残念ながら会員限定記事です!w〕。
トップ4デッキは、
1位:レックウザEX/ライコウEX/シビビール
2位:ダークライEX/イベルタルEX/ランドロスEX/バッフロン/アブソル
3位:ゼクロム/ゼクロムEX/シビビール
4位:ホウオウEX/ビリジオンEX/シェイミEX/アブソル/トロピウス/カクレオン
優勝デッキリスト
4 シビシラス(BTV-1, BKZ-1,BW2-2)
4 シビビール
2 レックウザ
1 レックウザEX
1 ゼクロム
1 ビクティニ
1 ライコウEX
1 ジラーチEX
1 バリヤード
4 アララギ博士
4 N
3 アクロマ
4 ハイパーボール
3 レベルボール
2 ちからのハチマキ
2 ポケモンいれかえ
2 あなぬけのヒモ
2 はかせのてがみ
2 すごいつりざお
1 ポケモンキャッチャー
1 ツールスクラッパー
1 ダウジングマシン
1 スカイアローブリッジ
7 雷エネルギー
4 炎エネルギー
〔※訳注:元記事の段階で59枚です。てかこれ本物なの……?〕
2つのシビビールデッキを除けば、ほかのデッキはXYの発売後に海外でも使えるデッキだ〔※訳注:BW2は海外ではレギュ落ち〕。現状ホウオウはアメリカで過小評価されているけれど、きちんと組めばかなりやれるはずだと思う。先週Andrew Zavalaが考察していたホウオウ/アーケオス〔※訳注:ttp://www.sixprizes.com/2013/12/26/bringing-metagame-science-identifying-right-deck-play-look-ho-oharcheops/〕をテストしてみたら面白かった。みんなRegionalsのためにホウオウを温存してみれば良い結果になるかもしれないね。まあ結果はお楽しみにという感じだけど。
海外ではシビビールは使えないけど、この結果からは、こちらのレギュの2つの「あまごい」系デッキについて、多くのことがわかる。カメックスとエンブオーシステムはシビビールデッキととてもよく似ていて、目標は同じだけど、アタッカーにエネを貼る手段が異なっている。カメックスとエンブオーよりもシビビールが好まれている理由は、ビーチが存在しないからだと思う。ビーチがないなら2進化を立てるのはかなりつらいし、カメックスやエンブオーデッキのほとんどにビーチが2、3枚入っているのはそれが理由だ。
この結果から読み取れる一番大きなことは、カメックスとエンブオーの強さだと思う。Citiesの多くでカメックスやエンブオーが優勝したのはもう見てきているし、Winter Regionalsに向けて、結果の観点でいえばそれがベストなのは間違いないと思う。
この結果でもうひとつ面白い点は、プラズマデッキがいないことだ。ここアメリカでは、TexasとChicagoのCitiesマラソンの連覇を含む、相当にきつい大会を、"The Yeti"〔※訳注:Yetiは雪男のイエティのこと。ttp://www.sixprizes.com/2013/12/30/breaking-hype-yeti-address-movements-format/〕が次々に制した。日本の人と話していても、プラズマはもうほとんどいなくて、使えるデッキだとは誰も思っていない、ということだった。
プラズマは今でも本当に良いデッキだから、これには驚いた。おそらくみんなプラズマの正しい構築をちゃんとわかっていないせいだろうから、将来的にはプラズマはもっとたくさん使われると思う。レックウザ/シビビールとのマッチアップが面倒なのは、対カメックスやエンブオーのときのように、エネを貼るたび凍てついた街でダメージを乗せられないからだ。ただ、パルキアEXでレックウザをケアして、カビゴンに入れ替えるというテクニックは、Statesで使われていたプラズマのリストで何度か見たことがある。
■バトルフェスタ東京――12月22日
聞いた話では、この大会には日本中からトップクラスのプレイヤーが参加していたらしい。先週末の大阪大会では、出場できない人がいたり、そうでない人はXYの発売直後で十分に準備ができていなかったりした。
僕の友だちはレックウザ/シビビールを使ったけれど、残念ながらクライマックスステージ進出(つまり予選突破)はできなかった。この大会の結果はかなり面白いから、直接そこを見てみよう。
1位:パルキアEX/その他
2位:レックウザEX/シビビール
3位:プラズマ(デオキボルトキュレム型)
4位:ランドロスEX/ミュウツーEX/ダストダス
残念ながらこの大会のデッキリストは手に入らなかったけど、全部面白そうだから困っちゃうね。こっちにダスト型のランドミュウツーがあまりいないのはダークダストの下位互換だと思われてるからだけど、ここではトップ4に入賞している。この大きな要因は、シビビールが多く使われているからで、ランドロスとミュウツーで序盤にシビシラスを倒して、後半にダストダスでゲームをコントロールできる、ということだろう。
ただ、一番面白く見えるのはパルキアEXで、そこから話を始めよう。単に「その他」と書いたのは、たとえばカビゴンやユキメノコ(BW-P)のような、バトル場に置くと強いポケモンがたくさん入っているからだ。
僕が知っている限りだと、Mark Oliverがこういうデッキをアーカンソーでずっと使っていて、現地のCitiesやLeague Challengesで良い成果を出している。ただ、それが他の地域に広まったり、使われたりしている様子はない。この結果を受けて、このデッキが流行るようならわくわくするし、何ができるのか、自分でもぜひ使ってみたいと強く思っている。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
以上になります。お読みいただきありがとうございました。
ここより後ろは会員限定記事になっていて読めないため、訳はここまでとしました。
WCS2014のレギュがBW3以降なので、そのレギュに慣れている海外プレイヤーの意見は、WCSを見据える上でも参考になりますね。ただ著者も言っているとおり、ビーチの動向は気になります。
余談ですが、文中で触れられているルギアカビゴン型プラズマ「イエティ」はけっこう流行っているらしく、海外のレポートでもときどき出てきます。
言及のあるタッチパルキア型はちょうど2日のジムチャレで僕も試してみたのですが、竜王戦でもそのまま使えるので、知っておいて損はないデッキなのかもしれません(要望があればアップしますが僕のはあまり参考になりません)。
海外でのXYセットの発売は2月5日。メタがどう動くのか、今から楽しみですね。