プラズマと横浜をめぐる旅
プラズマと横浜をめぐる旅
プラズマと横浜をめぐる旅
 初日トーナメント2回戦で負けました。
 お互いサイド1、相手の場に残りHP50のカエンジシ1体のみ、こちらの山札に残りの毒1枚で、その毒を引く前に削り切られました。相手も対プラズマの動きをきっちりやっていたので、良い対戦ができたと思います。
 ものすごい悔しいですが、限られた調整時間の中、やるだけやったかなという感じです。
 デッキはもちろんプラズマ。だってプラズマ大好きだもの。

4 デオキシスEX
2 ボルトロスEX
2 キュレム
1 ゲノセクトEX
1 ランドロスEX

4 プラターヌ博士
4 N
4 フラダリ
3 フウロ
1 ベル

4 どくさいみん光線
3 ハイパーボール
3 アクロママシーン
3 ちからのハチマキ
2 あなぬけのヒモ
2 タチワキシティジム
1 プラズマ団のモンスターボール
1 ポケモンいれかえ
1 スクランブルスイッチ

4 プリズムエネルギー
4 レインボーエネルギー
4 プラズマエネルギー
2 雷エネルギー

 我ながらこのサポ構成は明らかにおかしいのですが、これでデッキが動いちゃうからポケカってよくわからない。いくらフラダリの半分はドロソでできているとはいえ……でもフラダリ4入れたかったし、場だけで繋がるデッキだし。たぶん3に抑えて他入れるのが正解なのでしょう。プラズマの答えは誰かが大阪で見せてくれるはず。

 ここからは旅行編!
 ノータッチの殿堂は完全スルーして、2日目は午前中から横浜観光突撃です。

 泊まっていたおでこ宅を出て、電車を乗り継いで向かった先は元町中華街駅。でも中華街よりも見たかったのは山手地区です。歴史好き兼西洋かぶれにはたまらない場所ですね。
 行ってから気づいたのですが、横浜の山手のあたりはコクリコ坂からの舞台になっているそうで、いろいろな場所に案内がありました(あの映画、評判はあんまり良くないですが個人的にはけっこう好きです)。
 ただ、それ以上に目に付いたのはバラの花です。山手近辺には複数のローズガーデンがあるのですが、それらがちょうど見頃を迎えていました。
 写真のバラは、港の見える丘公園にあるローズガーデン。ここ、たぶんバラを見るためだけでも行く価値があると思います。【写真1】

 そこから少し移動して、外国人墓地→洋館群→元町公園のルート。外国人墓地はぜひ訪れておきたかったので、中には入れないのですが、恐れ多くも垣根の上から写真をぱちり。【写真2】
 このあたりの洋館群は流石というか、日本とは思えない光景が広がっています。まあ観光地として整備されているがゆえなのですが、目の保養には良いですね。【写真3】
 おまけで元町公園に行った目的は、ジェラールの地下貯水槽という誰に需要があるのか不明な観光地に行くため。もちろん誰もおらず、一人で満足して離脱しました。

 ブログの写真枚数の制限が来たのでここからは手短に。定番コースのマリンタワー→氷川丸と寄ったのですが、氷川丸は思っていたよりも良かったです。当時の客室を見るとテンションが上がりますね。マリンタワーは昼間なのにカップルばっかりで泣きそうになってました。
 午後は大混雑の中華街でお昼を食べて、観覧車とレンガ倉庫を眺めつつ徒歩で会場に帰りました。14時過ぎに行ってあの混雑なら、昼飯時は推して知るべしです。

 ここ数日間はお財布の紐が全開状態でした。後が怖いですね。
 でも横浜は抜群に楽しめました。随所から漂う圧倒的おしゃれ感も素晴らしかったです。この街住みたいなあ、みたいな。無理か。

 会場でお会いした方々、お疲れさまでした&ありがとうございました!
【翻訳】No.005:私のポケカライフ2002
【翻訳】No.005:私のポケカライフ2002
【翻訳】No.005:私のポケカライフ2002
 今回は60cards.netから。
 すっかりお馴染みになりましたが、大和さんの5番目の記事の翻訳になります。
 今回の記事は前回の続きで、2002年の後半戦。日本一決定戦に臨む大和さんの、デッキ選びとその際の考え方がメインになっています。
 出てくるカードはすべてe時代のものですが、レギュレーションを逆手に取ったデッキ選びや、カード投入の理由など、どれも必ず参考になるものになっています。この台詞、毎回言っている気もするのですが、今回は本当に具体的なアイディアが詰まっていると思います。あのカードを4投!

 いつもどおり、訳語の至らなさや誤訳の責任は、すべて僕うきにんに属します。
 斜体は引用文です。読みやすさを考慮して、改行を変更した部分があります。
 テキストの引用は前回同様ポケモンWikiからです。

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

No.005 My Pokemoncard Life 2002
by Tsuguyoshi Yamato, trans. Majyo
Saturday, May 10, 2014
ttp://60cards.net/blog/posts/detail/141

 みなさんお久しぶりです! チームアチャモの大和です。
「大和のポケカライフ」はこれが5番目の記事になりますが、今回は、2002年の後半についてです。

 話を始める前に、前回記事をざっとおさらいしてみましょう。2002年春の大会で負けてしまったあと、私は夏の大会でリベンジを果たします。ハッサム(e3)が暴れまわっている中、東北大会で、優勝することができたのです。そうして、各地の優勝者だけが参加できる「日本一決定戦」への出場権を得ることができました。この記事では、そのときに何のデッキを選んだのか、その理由は何だったのかについて書きたいと思います。

 夏の大会と日本一決定戦では、フォーマットもルールも変わりませんでした。フォーマットとルールに関しては、前回記事を見てください(ttp://60cards.net/blog/posts/detail/126)。日本一決定戦は、ポケモンセンタートウキョーもある、浜松町で開催されました。年齢区分は、世界大会同様、ジュニア、シニア、マスターの3つです。そのときの私は高校3年生、つまりはシニア最終年でした。それはまた、大学受験の準備をしなければならない、ということでもあります(他の国でも、たいてい受験はこの年齢だと思います……)。高校3年生にとって夏休みは休みではありませんし、ほとんどの生徒は、遊び歩くよりも勉強をしていました。ならば私は? 時間はポケカに使っていました! 私にとってポケカは勉強よりもずっと大事でしたし、日本一決定戦と同日だった模試に出られなくても、まったく気にしていませんでした。

※※警告※※
 この記事を読んでも、絶対に私のマネはしないでください。大切なのは勉強です! ポケカと勉強、ちゃんと両立させてくださいね!

 大会は2日間に渡って開催されました。初日が日本一決定戦、そして2日目は、2000年から2007年まで行われていたチャンピオンズリーグで、システムも特別でした。チャンピオンズリーグに出るためには、前回のチャンピオンズリーグで4位以内に入るか、日本一決定戦で4位以内に入るか、どちらかが必要でした。ということは、初日の日本一決定戦で4位に残れなかったプレイヤーは、2日目は何もやることがなくなってしまうのです。また、チャンピオンズリーグの参加者になっていた場合は、1~2年に1度開催されるチャンピオンズリーグを除き、他の大会には出ることができませんでした。

 この制限にも関わらず、チャンピオンズリーグはすべてが特別でした。ルール、場所、参加者、そして賞品。それほどの特別な大会だったために、当時の私には参加する権利がなかったのです。

 東北大会で優勝したあと、私は日本一決定戦で何のデッキを使うべきか真剣に考え始めました。ハッサム(e3)とアンチハッサムのデッキの両方に勝てるデッキ、というのが一番重要なポイントでした。

 選択肢は、ゲンガー(e1)/オーダイル(e1)か、デンリュウ(e1)/キュウコン(e1)でした。ミュウ(e1)をゲンガー/オーダイルに加えればハッサムに勝てるというのは、前回大会で証明されたことでしたが(詳細は前回記事を見てください)、しかし実際は、こっちがミュウを使っていると相手が知っていたならば、ハッサムでもミュウには勝てるということがわかりました。また、ハッサムは、たとえエネがあまりついていなくても、ゲンガー/オーダイルを突破できるだけの速度がありました。それでも、相手が読んでさえいなければ、ミュウは依然としてハッサムを倒すことができました。

 結果として、ゲンガー/オーダイルを使うべきか否かを決める助けになったのは、大会のルールだったのです。今回の大会では、各地域の優勝者9人で総当たりをして優勝者を決めます。ということは、プレイヤーたちは他のプレイヤーが何を使っているのかを見るチャンスがあるというわけで、必然的に周囲は私がミュウを入れているとわかってしまうのです。ハッサムを使うプレイヤーが、私のデッキにはミュウが入っているといったん理解してしまえば、ハッサムは簡単に私のデッキを倒せてしまうでしょう。そのため私は、このデッキを使わないことに決めました。

 私が使おうとしていたもうひとつのデッキは、デンリュウ/キュウコンでした。キュウコンのワザ、よみのほのお(無無無 30+ 自分についている「炎」エネルギーカードを、すべてトラッシュする。その後、トラッシュした枚数×20ダメージを追加する)の火力があれば、どんなポケモンでも倒すことができます。このワザはすべての炎エネルギーをトラッシュしなければなりませんが、デンリュウが場にいれば、ポケパワーのエナジーコネクト(この力は、自分の番に何回でも使うことができる。自分のベンチポケモンについている「基本エネルギーカード」を1枚選び、自分のバトルポケモンにつけ替える。このポケモンが「特殊状態」のとき、この力を使うことはできない)でサポートすることができました。プレイテストをしてみると、キュウコンは優れたアタッカーではあるものの、場のエネルギーを維持するのが難しいということがわかりました。言うなればバシャーモ(ADV1)やシビビール(BW2)がいないようなもので、そのためこのデッキは安定しない、という結論に至りました。

 これら2点から、私は新しいデッキを作ることにしました。バクフーン(e1)/キュウコンです。今でこそこういったタイプのデッキはよく見かけるものになっていますが、当時は、エネルギーサポート/アタッカーのようなデッキは環境に存在していなかったのです。たとえこの手のデッキを誰かが前に思いついていたとしても、おそらく、大会で使ったのは私が一番最初だろうと思います。

 バクフーンのポケパワー、ヒートアップ(この力は、自分の場のポケモン全員についている「エネルギーカード」の合計枚数が、相手の場のポケモン全員についている「エネルギーカード」の合計枚数より少ないとき、自分の番ごとに1回使うことができる。自分の山札から[炎]エネルギーカードを1枚選び出し、自分のベンチポケモンにつける。その後、その山札をよく切る。このポケモンが「特殊状態」のとき、この力を使うことはできない)を使うと、山札から炎エネを1枚ベンチポケモンに貼ることができます。このポケパワーは、自分の場のエネ総数が相手の場のエネ総数より少ないときにしか使えないものだったために、通常は、相手に場のエネ枚数をコントロールされてしまい、使うのが難しかったのです。また、炎エネを貼れるのは山札からだけだったため、いったんエネがなくなると使うことができず、つまりは使える回数が制限されていたのです。そのため、これらの点から、バクフーンは大会で見かけることがありませんでした。

 ではなぜ私は使おうとしたのでしょうか。それは、キュウコンがいればこのポケパワーを使うのは容易だったからです。キュウコンのよみのほのおを使えば炎エネはすべてトラッシュされるため、必然的に相手よりエネの枚数は少なくなります。たとえ相手の場にエネが1枚もなかったとしても、そこまで問題にはなりません。その場合は、相手が困った状況にあるということだからです。とはいえこのデッキで問題になるのは、炎エネを使い切ってしまったときです。キュウコンは毎回3枚の炎エネを消費するため、猛烈な速度で炎エネを使い切るのは明らかでした。この問題を何とかするために、普通ならやらないのですが、私は町のボランティアを4枚入れました。
〔※訳注:町のボランティアは、トラッシュのポケモンと基本エネを合計5枚山札に戻せるサポーター〕

 明らかにこのデッキはハッサムには圧倒的に有利です。ただ、ハッサムにはたいていサブアタッカーとして水ポケモンが入っています。そんなサブアタッカーに負けていては、このデッキを使った意味がありません。そこで、水に対処するため、デッキにはモンジャラ(e3)を1枚加えました。モンジャラはHPが60あり、水抵抗を持っています。そのため1ターンでは倒されず、そのあいだに場を揃えることができました。

 いったん場が揃ってしまえば、水タイプのサブアタッカーでも倒すことは難しくありません。このデッキなら、水メインのデッキにさえ当たらなければ負けないだろうと結論付けた私は、これを日本一決定戦で使うことに決めました。下記のデッキは、私が使ったもののサンプルリストです(非常に申し訳ないのですが、このとき使った正確なリストはメモしておかなかったんです)。

4 ロコン
4 キュウコン
4 ヒノアラシ
4 マグマラシ
4 バクフーン
1 モンジャラ

4 オーキドはかせの研究
4 モノマネむすめ
4 マサキのメンテナンス
4 町のボランティア
2 ウツギはかせの育てかた

4 デュアルボール
2 ポケモンいれかえ

15 炎エネルギー

 日本一決定戦に参加するのは今回が2度目だったので、前回よりはかなり良い状態で、落ち着いて大会に臨めました。自分の気持ちをコントロールするというのは、とても大切なことです。気分が落ち着いていないと、特に頭と身体が疲れてきますし、そうすると結果として悪影響が出てきてしまいます。今回の私は、非常にうまく自分自身をコントロールできていました。緊張してしまったときは、いつも頭の中で自分にこう言いました。「緊張する要素がどこにある? ないなら、緊張なんてするんじゃない」。こういうふうにして、気持ちを落ち着かせ、自分をコントロールすることができたのです。

 自分自身をコントロールできるというのは、不可欠なスキルだと思います。もしもそういったことが得意でないのならば、自分自身をコントロールする自分なりのやり方を見つけてみてください。

 シニアリーグには、自分を含め9人が参加していました。米田さんはジュニアに、神田さんはシニアに、そして菅野さんはマスターに参加していました。この3人は、近い将来チームアチャモに入ることになるプレイヤーたちですが、このときの私は米田さんを除いた2人とは面識がありませんでした。

 さて、とうとう日本一決定戦が始まります! 私はオリジナルのデッキを組めたことがものすごくうれしくて、そのデッキでどこまでやれるのかが待ち切れませんでした。どんなデッキと当たるんでしょうか。そして、自分は何位になれるんでしょうか。

 記事が思ったより長くなってしまったので、日本一決定戦とチャンピオンズリーグについては次回にしたいと思います。
 6番目の記事もお楽しみに。また次回お会いしましょう!

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 以上になります。お読みいただきありがとうございました。
 繰り返しになりますが、訳文に問題があるとすれば、大和さんや魔女さんではなく責任は翻訳した僕にあります。間違いなどあれば遠慮なくご指摘ください。

 記事中盤には学生プレイヤーにとって耳の痛いアドバイスがあったかもしれませんw
 特に高校生プレイヤーならば、英語記事の原文なんかを読んでみると、ポケカと勉強が両立できて良いかもしれませんね。

 別に60cards運営陣を恨むわけではないのですが、この記事、横浜前に訳せていたら……と思う部分がないわけではありませんwでも大阪前には間に合ってよかったです。
【コラム】ビリジオン/ゲノセクトの世界
【コラム】ビリジオン/ゲノセクトの世界
 ビリジオン/ゲノセクト、英語で略して"VirGen"は、海外でも一線級の活躍をしていました。あるいは、今でもしています。特にビーチがありカメケルがトップメタのひとつとして君臨している海外では、発売以来、メタの一角を占め続けてきました。
 XY1までのメタならば、イベルダーク派生、ビリゲノ派生、あまごい系(カメ・エンブ)、で3大メタを形成していました。

 XY2が炎メインのパックであるためか、はたまたRegionalsが終わったからか、4月はビリゲノについての記事が多く出ていました(アメリカでのXY2は5月7日発売)。
 今回は、翻訳ではないのですが、それらの記事をざっと見ていきたいと思います。

 まずはタイトルの和訳に困るこの記事から。

“I’m no Virgin to VirGen”- 3 Ways to Run Virizion/Genesect
by Jose Marrero
ttp://60cards.net/blog/posts/detail/134

 SixPrizesの有名ライターJay Hornungをして「現状ビリゲノを一番極めているプレイヤー」と言わしめたJose Marreroの記事です。
 元記事にはマッチアップごとの相性差まで出ています。が、書き起こすと長いので気になる方は原文をぜひ(英語関係なく読み取れます)。
 全体的な傾向で言えば、カメケルには有利、イベルダーク派生とプラズマに微有利、というのがおおむねの共通認識のようです。ダークライ系に有利というのはあちらで以前から言われていたことですが、このイベルダークに微有利という部分が、ビリゲノがメタの一角を占め続けている要因のひとつになっているのでしょう。

 ここでは掲載レシピ3つを書き起こしてみます。

4 ビリジオンEX
3 ゲノセクトEX
2 ロゼリア
2 ロズレイド(SZD)
1 フワンテ
1 フワライド(BW5)

4 アララギ博士
4 N
3 フウロ
2 アクロマ
2 ダークトリニティ

3 ちからのハチマキ
3 スカイアローブリッジ
3 エネルギーつけかえ
2 改造ハンマー
2 レベルボール
2 ハイパーボール
1 ツールスクラッパー
1 すごいつりざお
1 Gブースター

10 草エネルギー
4 プラズマエネルギー

 最初のものはロズレイド型。これはRyan Sabelhausという強豪プレイヤー(過去にこのDNでも何度か名前が出ています)が使って結果を残したことで知られる形で、本人のリストは別の記事(ttp://60cards.net/blog/posts/detail/139)で見られます。
 言及されているロズレイドの採用理由は安定性。ゲーム中盤で特定のカードを引いてくるのに活躍するし、Gブースターを引くのにも使えるそうです。2ターン目エメラルドスラッシュの確率上昇にもなるようです。
 日本ではそこまで多く見かけなかった形ですが、覚えておくと他デッキでも役立つテクニックかもしれません。
 ちなみに改造ハンマーは、あまごい系以外に対してなら何にでも刺さるそうです。

 このロズレイド型の派生に関しては、Jay Hornungも自分の記事の最後の箇所(ttp://www.sixprizes.com/2014/04/18/out-of-the-frying-pan-and-into-the-flashfire-stories-from-states-and-regionals-with-thoughts-on-the-new-set/)で触れています。
 Jay Hornungのリストは2ターン目の確実なエメラルドスラッシュを目指したサポ構成が特徴的です。

 続いてフワライド型。

4 ビリジオンEX
3 ゲノセクトEX
2 フワンテ
2 フワライド(BW5)
1 バリヤード
1 ジラーチEX

4 アララギ博士
4 N
3 フウロ
2 アクロマ
2 ダークトリニティ

3 ハイパーボール
3 ちからのハチマキ
3 エネルギーつけかえ
2 改造ハンマー
2 ポケモンいれかえ
1 あなぬけのヒモ
1 レベルボール
1 すごいつりざお
1 ツールスクラッパー
1 Gブースター

10 草エネルギー
4 プラズマエネルギー

 日本にいる我々にとっては、去年の春のビリゲノフワライド(ttp://www.pokemon-card.com/blog/2013/06/000332.html)が記憶に新しいのではないでしょうか。
 キャッチャーの効果は変わってしまいましたが、相変わらずプラズマには耐性がついてるよ、ということのようです。

 3つめはライチュウ型。

4 ビリジオンEX
3 ゲノセクトEX
2 ピカチュウ
2 ライチュウ
1 ジラーチEX

4 アララギ博士
4 N
3 フウロ
2 アクロマ
2 ダークトリニティ

4 どくさいみん光線
3 ちからのハチマキ
3 エネルギーつけかえ
2 タチワキシティジム
3 ハイパーボール
1 ポケモンいれかえ
1 ツールスクラッパー
1 すごいつりざお
1 Gブースター

10 草エネルギー
4 プラズマエネルギー

 ライチュウはもちろんイベルタルを見ての採用ですが、ビリゲノにとって面倒な相手であるルギアEXの弱点を突くこともできます。
 EXばかりのビリゲノにあって、サイドを奇数にできる非EXアタッカーの採用が大切である旨も記事では言及されいます(非EXが絡んだサイド奇数のゲームは、7-prize gameと呼んだりします)。
 もちろん、逃げる0も偉いですね。
 Regionalsでは複数のトップ8入賞を出していて、現状ではビリゲノ派生の中ではもっとも多い形かもしれません。

 ここまでは通常のビリゲノの派生系を紹介してみました。
 最後に、ちょっと変わったビリゲノを見てみたいと思います。
 記事は、あまり馴染みのないかもしれないブログ、Celadon City Gymから。

The WillGen Experiment
by Brit Pybas
ttp://celadoncitygym.com/the-willgen-experiement/

3 ビリジオンEX
3 ゲノセクトEX
3 デオキシスEX
2 シンボラー
1 パルキアEX

4 アララギ博士
4 N
4 フウロ
1 アクロマ
2 ダークトリニティ

3 ちからのハチマキ
3 ハイパーボール
2 スカイアローブリッジ
2 アクロママシーン
2 エネルギーつけかえ
1 はかせのてがみ
1 すごいつりざお
1 ツールスクラッパー
1 Gブースター
1 プラズマ団のモンスターボール
1 ポケモンいれかえ
1 かるいし

9 草エネルギー
4 プラズマエネルギー
1 超エネルギー

 こちらも有名プレイヤーのBrit Pybasが紹介しているのは、"WillGen"と呼ばれる形のビリゲノ。
 もとはWilliam Compereというシニアプレイヤーのレポート中にあったデッキですが、それが大きなお兄ちゃんプレイヤーたちの目に留まり、一気に話題になったという経緯があります。そういうの、なんか良いですよね。
 パルキアEXは、レックエンブのレックEXやカメケルのブラックキュレムEXを一撃できるカード。パルキアシンボラーとして動くこともできます。
 ひっそりと投入された超エネのおかげで、シンボラーやデオキシスまでアタックに行けます。
(海外では、日本以上に神秘シンボラーが高く評価されているふしがあります)
 僕も非常に面白いデッキだと思うのですが、ただしBrit Pybas本人も記事中で、「きちんと動いているメタゲームの中でなら、この修正版のリストでかなり上手くいくと思う。けれども、ロズレイド型やマルマイン型のような安定性重視の形より優れているのかどうかは、よくわからない」と言っています。
 とはいえ、細かなシナジーに溢れていて、アイディアの詰まったデッキだと思います。
 既存のデッキにも新しい切り口があるんだなと思える、良い参考例なのではないでしょうか。

 最後の最後は、こんな対戦動画をご紹介。

Wisconsin Regionals 2014 Finals Ben Potter (Virizion) vs Dustin Zimmerman (Virizion)

ttp://youtu.be/17ZVSgyzX_g

 強豪プレイヤー同士のRegionals決勝戦。ロズレイド型対ライチュウ型のテクニカルな斬り合いをどうぞご覧あれ。
 タイトルにコラムとつけるほどのものでもないので簡単に。

 XY1までのカードプールの話になりますが、海外でのイベルタルデッキのドロソ構成を覗き見してみます。
 イベルタル派生は概してドロソの構成に苦慮しがちですが……。

ttp://60cards.net/blog/posts/detail/132

ttp://www.sixprizes.com/2014/04/11/home-stretch-week-1-regionals-analysis-projections-ramblings/

ttp://www.sixprizes.com/2014/04/15/stellar-guidance-2014-new-england-states-spring-regionals-rewind/

ttp://thetopcut.net/2014/04/22/pookas-2014-wisconsin-regionals-report/
(ttp://youtu.be/0BVpjIwhgXM)

 どのリストを見ても、基本形は、

4 アララギ博士
4 N
2-3 じてんしゃ
2-3 ランダムレシーバー
(0-2アクロマ)

 というドロソ構成。
 日本ではイベルタル派生の中でときどき見かけるサナは、全くと言っていいほど使われていませんね。
(ビリゲノのときもそうですが、そもそも全体的に、上位に来るリストにサナが入っているのをほとんど見たことがありません)

 そういえばこの特徴的なドロソ構成、どこかで見たことがあるなと思っていたら……。

http://ukinins.diarynote.jp/201308231214055496/
(一番下のリスト)

 優勝デッキに学ぶって素敵。

 もちろん、前述したように、ここまでの話はすべてXY1までのカードプールです。
 XY2からフラダリが入ってくる以上は、ランレシの扱いにも変化が生まれるでしょう。
 その上で、海外のイベルタル派生でもドロソ構成がどのように変わっていくのか、注目したいですし、参考になる部分も多々出てくるだろうと思います。

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