【コラム】世界大会・直前デッキまとめ
アローラ! 今年もこの季節がやってきました、WCS、世界大会!
いよいよ今週末の開催です。

いつもなら、直前まとめ記事も分量ましましでお届けするのですが、
今年はうきにん多忙につきシンプルイズベストで参ります。

まずは中継情報。最近は日本語中継もできて、とても便利になりました。

▼日本語中継
https://www.pokemon-card.com/info/2000/20000824_001338.html

▼英語中継
https://www.pokemon.com/us/play-pokemon/worlds/2018/streaming/


▼レギュレーションについてざっくり

使えるカードは、おおよそ、

XY8-SM7

世界大会直前に、SM6+SM7に相当するパックが発売となりました。
なので実は、事前には、みなSM5までのデッキ情報しかない中での戦いになっているのです。
新カードを使ったデッキの読みあい、それぞれの国の選手のデッキ構築に、ぜひ注目しましょう。

※詳細なカードプールは、ハムさんのブログ
http://kamishibaki.blog.fc2.com/blog-entry-7.html
をご参照ください。

また、XY1-7が使えないため、バトルサーチャーやオーロット(XY1)、よるのこうしんやスカイフィールドといった、日本ではおなじみの強力なカードがありません。
それらのカードがない中でも、さまざまなデッキが活躍しています。


▼デッキについて

PokeStatsというサイトが、
WCS直前に行われた、SM7入り海外大会のデッキまとめ記事をアップしています。

http://www.ptcgstats.com/2018/08/one-week-til-worlds-analyzing-bkt-cst.html

ざっと眺めていくと、
要するに、3つのデッキタイプがメタの中心に位置していることがわかります。

・ゾロアークGX派生
・マッシブーンGX派生
・レックウザGX派生


でもこのあたりのデッキって、
実際はどんな感じなんだろう?日本との違いは?
ということで、おもに7月初頭のNorth America Internationals(北アメリカ選手権)の結果から追ってみたいと思います。
(各デッキリストは http://limitlesstcg.com/ から引用)
大会時点でのレギュレーションは、XY8-SM5くらいまででした。


▼ゾロアークGX派生

ゾロアークGX派生は、
日本でも活躍していたゾロアークGX/ルガルガンGXなども強力なデッキですが、
現段階では、
2つのデッキタイプが注目を浴びています。
以下に列挙します。

ゾロアークGX/ダストダス

4 ゾロア
4 ゾロアークGX
3 ヤブクロン
2 ダストダス(ゴミなだれ)
1 ダストダス(ダストオキシン)
3 カプ・テテフGX
1 カミツルギGX
1 ラティオス

4 N
3 グズマ
2 アズサ
1 シロナ
1 プラターヌ博士
1 アセロラ

4 ハイパーボール
4 時のパズル
3 フィールドブロアー
1 シンカソーダ
1 ミステリートレジャー
1 レスキュータンカ
1 改造ハンマー
3 かるいし
2 こだわりハチマキ
2 パラレルシティ

4 ダブル無色エネルギー
3 ユニットエネルギー雷超鋼

http://limitlesstcg.com/decks/?list=1187


ゾロアークコントロール

4 ゾロア
4 ゾロアークGX
4 カプ・テテフGX
1 ヤレユータン
1 ミュウEX

3 アズサ
3 N
3 グズマ
1 シロナ
1 プラターヌ博士
1 マオ
1 フレア団のしたっぱ
1 こわいおねえさん
1 アセロラ

4 ハイパーボール
4 時のパズル
3 シンカソーダ
3 改造ハンマー
2 フィールドブロアー
2 カウンターキャッチャー
2 まんたんのくすり
1 レスキュータンカ
2 じゃくてんほけん
1 かるいし
2 パラレルシティ
1 リバースバレー

4 ダブル無色エネルギー

http://limitlesstcg.com/decks/?list=1188


ゾロアークGX/ダストダスは、いま最も注目を集めているデッキです。
当初は過小評価されていましたが、北アメリカ選手権では優勝を飾り、
また、マッシブーンGXデッキにも互角に戦えることから、今回の世界大会でも高い使用率が予想されます。

ゾロアークコントロール(僕の命名ではなく、海外から出てきた通称です)は、現世界最強プレイヤーTord Reklevが北アメリカ選手権で準優勝して非常に注目されました。
後述のマッシブーンGXデッキではフィールドブロアーが採用されないため、じゃくてんほけんが非常に活きてきます。
また、同じく後述のマッシブーンを初めとしたHP130のポケモンを倒すため、リバースバレーが採用されています(世界レギュではスカイフィールドがない!)
また、実は謎の海外再録でルール的に使用可能なミュウEXは、マッシブーンを倒すためのカードとして、よく見かけることになるでしょう。
世界大会時点では、マグカルゴ(SM6b)が入ってくるため、さらなる強化が期待できる有力デッキです。


▼マッシブーンGX派生

マッシブーンデッキも2つ取り上げてみます。

マッシブーン/ルガルガンGX

4 マッシブーン
1 マッシブーンGX
2 イワンコ
2 ルガルガンGX
1 ディアンシー◇
2 テッポウオ
1 オクタン
1 カプ・テテフGX

4 プラターヌ博士
4 グズマ
2 N
2 シロナ

4 ハイパーボール
4 ピーピーマックス
3 ビーストリング
1 すごいつりざお
3 こだわりハチマキ
2 かるいし
3 せせらぎの丘

9 闘エネルギー
4 ストロングエネルギー
1 ビーストエネルギー◇

http://limitlesstcg.com/decks/?list=1196


マッシブーンGX/ダストダス

4 マッシブーンGX
1 マッシブーン
2 ヤブクロン
2 ダストダス(ダストオキシン)
2 カプ・テテフGX

4 N
4 シロナ
3 グズマ
1 プラターヌ博士
1 リーリエ

4 ネストボール
4 ビーストリング
3 ミステリートレジャー
3 おとりよせパッド
1 カウンターキャッチャー
1 ランダムレシーバー
4 かるいし
4 闘魂のまわし

7 闘エネルギー
4 ストロングエネルギー
1 ビーストエネルギー◇

http://limitlesstcg.com/decks/?list=1169


上のマッシブーン/ルガルガンGX、注目すべきは、非GXのマッシブーンが4枚投入されていることです。
実は世界レギュでは、日本と違い、非GXマッシブーンの評価が非常に高く、このように2~4枚投入されるのが一般的です。
前述のようにスカイフィールドがないため、HP130は簡単には倒されず、また、基本的にGXの殴り合いになりがちの環境で、打点の異常に高い非GXポケモンは単純に脅威です。

下のマッシブーン/ダストダスも最近になって注目されるようになったデッキです。
SM7からは戒めの祠が入ってくるため、こちらも強化が期待されています。


▼レックウザGX

レックウザGXに関しては、日本チャンピオン、ヨネダ選手のデッキが最も参考になります。

4 レックウザGX
2 カプ・テテフGX
1 ラティアス◇
1 ウソッキー
1 オドリドリ
1 シェイミEX
1 カプ・コケコGX

4 プラターヌ博士
3 グズマ
1 N
1 オカルトマニア
1 シロナ

4 バトルサーチャー
4 ミステリートレジャー
4 ピーピーマックス
3 ハイパーボール
3 闘魂のまわし
3 かるいし
2 レスキュータンカ
2 パラレルシティ

7 草エネルギー
7 雷エネルギー

https://www.pokemon-card.com/info/2018/20180615_001220.html

彼の優勝デッキ情報が出た瞬間、海外のサイトやコミュニティでも、あっという間に情報が出回っていたのが非常に印象的でした。
ほとんどのカードがそのまま世界レギュで使用可能なため、そのデッキパワーは世界レギュでも健在です。
また、実はダストダスの影響を受けづらいデッキのため、ダストダスが流行している世界レギュでも、問題なく力を発揮できるでしょう。
むしろ、最初に触れたPokeStatsの記事中では、レックウザGX/ダストダスというデッキについても触れられています。
果たしてどんなデッキなのか、中継に登場したら、ぜひ注目したいですね。


▼おわりに

ここで取り上げたデッキはごく一部です。
世界レギュはデッキのバリエーションも多く、中継には、さまざまなデッキが登場してくると思います。

また、今回の世界大会は、使用カードの差が大きく、日本勢にとっては不利と言われています。それでも代表選手たちは、それぞれの創意工夫とスキルで、素晴らしいデッキとプレイを披露してくれるはずです。

そしてもちろん、海外プレイヤーたちにも注目しましょう。
現役最強のTord Reklevをはじめ、アメリカやヨーロッパ、もちろんアジアにも、強い選手は多くいます。

眠い目をこすって、年に一度のお祭り、ぜひぜひ中継で応援しましょう!

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