ポケファン発表「ポケモンカードができたワケ」ができたワケ
2018年2月18日 ポケモンカードゲーム コメント (2)
ゼンリョク★ポケファンスクールに参加してきました。
ポケファンプレゼンオフの第3回となる企画です。
【2018/02/03(土)】ゼンリョク★ポケファンスクール
http://twipla.jp/events/289367
ポケカ老人会を自称する、なにものかさん&うきにんは、
「ポケモンカードができたワケ」というパクりタイトルの発表を、筋金入りのヤバいポケモンオタク約30名の前で行いました。
【レポート】ゼンリョク★ポケファンスクール[20180203]
http://nimonote.blog105.fc2.com/blog-entry-566.html
理想は某TEDのように華麗なプレゼンで聴衆を魅了する情熱的なスピーカーのつもりが、少なくともうきにんさんは伏し目がちに早口で情報量を詰め込むNERD的スピーカー(古典的キモヲタ)になってしまいました。おわり。
それはそれとして。
上記のように、なにものかさんが当日の概要をレポートしてくださっているので、
僕は今回のポケカ老人会発表の概要を(うきにんサイドから)ざっくりとレポートします。
▼なにを発表したの?
発表テーマをすごく端的に言えば、「ポケモンカードが世に出るまでの、人・組織・経緯」。
世に出るまでです。つまり、第一弾発売前まで。発売後の話は、今回の発表には含まれていません。
内容は2部構成で、
・ポケカを世に送り出した人物と組織および体制(なにものかさんパート)
・ポケカが世に出るに至った経緯とエピソード(うきにんパート)
でした。
パワーポイントにして計68ページ。印刷した厚さは弾丸すら弾きそうです。無理だけど。
うきにんパートの論旨は2点で構成されています。
①ポケモンというコンテンツが誕生するにあたって、
ポケカは本当にゲームの派生品でしかなかったのか?
②ゲーム「ポケモン」は任天堂が発売元なのに、
ポケカはなぜメディアファクトリーから発売されたのか?
この論旨への回答を、スライド約30枚、15分かけて行いました。
ちなみに、うきにんパートには、あまり説明なく大量の固有名詞が登場するのですが、
そこはなにものかさんパートの、人物・組織についての発表を先に置くことで解決しました。
なにものかさんパートは、人物、組織、イベントを調査させたら右に出るものはいない、なにものかさんの執念が詰まった凄まじい資料になっています。MOTHER2のスタッフからTCGの印刷会社まで一刀両断にする資料なんて、後にも先にも存在しないはずです。
そもそも僕の発表自体も、なにものかさんがいなければ決して出来上がらなかったものです。準備段階から本番まで、本当に大感謝。
当日発表した内容の詳細は、また別途どこかでご紹介することになると思います。
▼そもそも何でこんな発表したの?
何でって、一言でいってオタクだからです。オタクは語らずにはいられないんです。
旅行オタクがついに訪問できた秘境の写真とその旅行記をブログで切々と語るように、料理オタクが使った香辛料の特徴と味への効果を食卓で滔々と語るように、
我々は自分たちが発見したポケカ周辺の出来事や繋がりを、時間軸で並べ、関係性を調べ、そしてキャッキャウフフデュフフと狂喜しながら資料にまとめたくてしょうがないんです。
気持ち悪い! ぶっちゃけものすごく気持ち悪いです!
でも、僕たちが「ポケカ文化史」と呼ぶその一連の出来事、関係性、そして残された資料は、ポケカが決して閉じたコンテンツではないということを僕たちに教えてくれます。
ときに人は言います。
「発売の経緯とかって、作った本人たちに直接聞けばいいんじゃないの? それが正解でしょ? 第三者が調べたって、結局ムダじゃないの?」
断言します。決してムダではない。
なぜか。
そもそも関係者たちの言葉や記憶はあいまいで、齟齬やズレがいつも生じてしまうこと(今回読み込んだ資料でさえ、記述が相互に違っている部分がありました)、
そして何より、関係者に直接聞いてもポケカの話しか出てこないけれど、一歩引いて眺めることで、ポケカがどのようにポケカの「外」と繋がっているかが見えてくるからです。
ポケカの「外」から見たとき、ポケカはどう見えるんだろう。
もちろん、正解はひとつではないはずです。その見方にはいろいろな切り口があり、そしてそのすべての切り口が、見る人の立ち位置、興味、そして考え方を反映するはずだからです。
僕たちの眼前には他のTCGがあり、ボードゲームがあり、あるいはポケカと関係しそうな書籍や、映像や、実在の人物や組織が存在します。そしてそれらはどこかで、もしかするとポケカと、何らかの形で繋がっている。
いままで誰も気付かなかったその繋がりを見つけられたなら、それって、誰かにこっそり語りたくならないでしょうか?
ポケカ文化史の世界へようこそ。
ポケファンプレゼンオフの第3回となる企画です。
【2018/02/03(土)】ゼンリョク★ポケファンスクール
http://twipla.jp/events/289367
ポケカ老人会を自称する、なにものかさん&うきにんは、
「ポケモンカードができたワケ」という
【レポート】ゼンリョク★ポケファンスクール[20180203]
http://nimonote.blog105.fc2.com/blog-entry-566.html
理想は某TEDのように華麗なプレゼンで聴衆を魅了する情熱的なスピーカーのつもりが、少なくともうきにんさんは伏し目がちに早口で情報量を詰め込むNERD的スピーカー(古典的キモヲタ)になってしまいました。おわり。
それはそれとして。
上記のように、なにものかさんが当日の概要をレポートしてくださっているので、
僕は今回のポケカ老人会発表の概要を(うきにんサイドから)ざっくりとレポートします。
▼なにを発表したの?
発表テーマをすごく端的に言えば、「ポケモンカードが世に出るまでの、人・組織・経緯」。
世に出るまでです。つまり、第一弾発売前まで。発売後の話は、今回の発表には含まれていません。
内容は2部構成で、
・ポケカを世に送り出した人物と組織および体制(なにものかさんパート)
・ポケカが世に出るに至った経緯とエピソード(うきにんパート)
でした。
パワーポイントにして計68ページ。印刷した厚さは弾丸すら弾きそうです。無理だけど。
うきにんパートの論旨は2点で構成されています。
①ポケモンというコンテンツが誕生するにあたって、
ポケカは本当にゲームの派生品でしかなかったのか?
②ゲーム「ポケモン」は任天堂が発売元なのに、
ポケカはなぜメディアファクトリーから発売されたのか?
この論旨への回答を、スライド約30枚、15分かけて行いました。
ちなみに、うきにんパートには、あまり説明なく大量の固有名詞が登場するのですが、
そこはなにものかさんパートの、人物・組織についての発表を先に置くことで解決しました。
なにものかさんパートは、人物、組織、イベントを調査させたら右に出るものはいない、なにものかさんの執念が詰まった凄まじい資料になっています。MOTHER2のスタッフからTCGの印刷会社まで一刀両断にする資料なんて、後にも先にも存在しないはずです。
そもそも僕の発表自体も、なにものかさんがいなければ決して出来上がらなかったものです。準備段階から本番まで、本当に大感謝。
当日発表した内容の詳細は、また別途どこかでご紹介することになると思います。
▼そもそも何でこんな発表したの?
何でって、一言でいってオタクだからです。オタクは語らずにはいられないんです。
旅行オタクがついに訪問できた秘境の写真とその旅行記をブログで切々と語るように、料理オタクが使った香辛料の特徴と味への効果を食卓で滔々と語るように、
我々は自分たちが発見したポケカ周辺の出来事や繋がりを、時間軸で並べ、関係性を調べ、そしてキャッキャウフフデュフフと狂喜しながら資料にまとめたくてしょうがないんです。
気持ち悪い! ぶっちゃけものすごく気持ち悪いです!
でも、僕たちが「ポケカ文化史」と呼ぶその一連の出来事、関係性、そして残された資料は、ポケカが決して閉じたコンテンツではないということを僕たちに教えてくれます。
ときに人は言います。
「発売の経緯とかって、作った本人たちに直接聞けばいいんじゃないの? それが正解でしょ? 第三者が調べたって、結局ムダじゃないの?」
断言します。決してムダではない。
なぜか。
そもそも関係者たちの言葉や記憶はあいまいで、齟齬やズレがいつも生じてしまうこと(今回読み込んだ資料でさえ、記述が相互に違っている部分がありました)、
そして何より、関係者に直接聞いてもポケカの話しか出てこないけれど、一歩引いて眺めることで、ポケカがどのようにポケカの「外」と繋がっているかが見えてくるからです。
ポケカの「外」から見たとき、ポケカはどう見えるんだろう。
もちろん、正解はひとつではないはずです。その見方にはいろいろな切り口があり、そしてそのすべての切り口が、見る人の立ち位置、興味、そして考え方を反映するはずだからです。
僕たちの眼前には他のTCGがあり、ボードゲームがあり、あるいはポケカと関係しそうな書籍や、映像や、実在の人物や組織が存在します。そしてそれらはどこかで、もしかするとポケカと、何らかの形で繋がっている。
いままで誰も気付かなかったその繋がりを見つけられたなら、それって、誰かにこっそり語りたくならないでしょうか?
ポケカ文化史の世界へようこそ。
コメント
めちゃくちゃかっこいいですね。プレゼンをききたくなりました。
応援しています。
初めまして。
ご返信だいぶ遅れてしまいましたがありがとうございます。
このジャンルは今後も粛々と(笑)突き詰めていこうと思います。