北米選手権トップ8デッキリスト
2017年7月2日 ポケモンカードゲーム コメント (2) さて、国内はロイヤルマスク争奪戦で盛り上がっていた週末でしたが、
アメリカではインディアナポリスにて、世界大会前最後のビッグイベント、北米選手権(North American Internatioal Championships)が開かれています。
※去年まではU.S.Nationalsとして開催されていましたが、今年はちょっとシステムが変更になっています。
金曜から土曜にかけて予選から決勝トーナメント途中まで行われており、
残すは決勝のみになっています。
そのトップ8デッキがすでにアップされていたので、リストを以下に訳出しました。
http://www.pokemon.com/us/play-pokemon/internationals/2017/north-america/tcg-masters/
並び順はスイスラウンドの順位準拠です。
なおストリーミングは
https://www.twitch.tv/pokemontcg
で見られます。
Gustavo Wada
4 アローラロコン
3 アローラキュウコンGX
2 テッポウオ
2 オクタン
2 カプ・テテフGX
1 カプ・コケコ
1 ウソッキー
3 プラターヌ博士
3 N
2 フラダリ
1 マオ
1 ククイ博士
1 アズサ
1 カリン
4 ハイパーボール
4 バトルサーチャー
4 アクアパッチ
2 フィールドブロアー
3 こだわりハチマキ
2 かるいし
2 うねりの大海
8 水エネルギー
4 ダブル無色エネルギー
ブラジル国籍のトッププレイヤーで、WCS入賞経験も多数あるGustavo Wadaは、非常に手堅い構築のキュウコンを持ち込んでいます。
キュウコンといえば宮城大会でチムアチャ謹製のデッキが話題をさらったことが記憶に新しいですが、このデッキではコケコは1枚に抑えられており、逆にアクアパッチがフル搭載で、キュウコンを全面に押し出して戦う構築になっています。
オクタンも厚く積まれており、今回が非EXでの細かなサイドレースが多い環境であることを鑑みるなら、Nにも強く、引きムラの減るオクタンは悪くない選択だったのかもしれません。
Ryan Sabelhaus
3 ボルケニオン
4 ボルケニオンEX
2 バクガメスGX
2 カプ・テテフGX
1 ヒトデマン
1 スターミー
4 プラターヌ博士
4 N
3 フラダリ
1 ゴジカ
3 バトルサーチャー
3 ハイパーボール
2 フィールドブロアー
2 ピーピーマックス
2 ポケモンいれかえ
2 かるいし
3 闘魂のまわし
1 レスキュータンカ
3 せせらぎの丘
14 炎エネルギー
こちらも超強豪プレイヤーかつ60cards常連ライターのRyan Sabelhausは、ボルケニオンでスイス2位になっています。
国内のボルケガメスは鍛冶屋多投構築がひとつの結論として示されましたが、
海外レギュは鍛冶屋がないため、ボルケニオン、ピーピーマックス、ニトロタンクで盤面のエネを細かく管理しながら戦います。
Andrew Mahone
2 ゾロアークBREAK
4 ゾロアーク
4 ゾロア
1 シェイミEX
2 ジジーロンGX
2 カプ・テテフGX
1 ヤレユータン
1 オドリドリ
1 バクガメスGX
4 プラターヌ博士
3 N
2 フラダリ
1 オカルトマニア
1 アズサ
1 センパイとコウハイ
1 ククイ博士
4 ハイパーボール
4 バトルサーチャー
4 こだわりハチマキ
2 かるいし
2 レスキュータンカ
1 スペシャルチャージ
2 マグマ団の秘密基地
5 悪エネルギー
4 ダブル無色エネルギー
1 レインボーエネルギー
現海外レギュのトップメタは何と聞かれたら、この環境を知る人は真っ先に、ジジーロン+@と答えると思います。
@の部分はゾロアークもしくはダストダス。このゾロアークジジーロンは、(バクガメスを除けば)比較的オーソドックスな構築になっていると思います。
バクガメスはよくわからないので、どこかで解説が上がるのを待ちましょう。
それを無視するならば、マグマ団アジト2、そしてゾロアークBREAKも厚く積むというのが、海外のゾロアークジジーロンの共通した特徴です。
そしてアズサ、ククイ博士、センパイとコウハイは、ほぼ必ずといっていいほど入っているのも、国内との違いかもしれません。
John Kettler
4 モクロー
4 フクスロー
4 ジュナイパーGX
2 ナゾノクサ
2 クサイハナ
2 ラフレシア
2 シェイミEX
1 ルギアEX
2 カプ・テテフGX
4 プラターヌ博士
4 N
2 フラダリ
1 ゴジカ
4 ハイパーボール
3 トレーナーズポスト
2 レベルボール
2 かるいし
2 活力剤
1 フィールドブロアー
4 巨大植物の森
4 草エネルギー
4 ダブル無色エネルギー
こちらも60cardsのライターであるJohn Kettlerは、例によってラフレシアジュナイパーを持ち込んでいます。
構築は非常にオーソドックス。ラフレシアジュナイパーの一般的な構築は、この数ヶ月ほとんど変わっていません。
現海外環境はまだアセロラがないのですが、アセロラの登場タイミング次第で、ジュナイパーの評価は大きく変わるでしょう。
Alex Krekeler
3 ケロマツ
4 ゲコガシラ
4 ゲッコウガ
3 ゲッコウガBREAK
4 ファイアロー
1 ファイアローBREAK
4 プラターヌ博士
4 N
1 エリートトレーナー
1 フラダリ
1 釣り人
1 ククイ博士
4 バトルサーチャー
4 ダイブボール
2 ハイパーボール
2 こだわりハチマキ
2 フィールドブロアー
2 まんたんのくすり
2 ふしぎなアメ
1 すごいつりざお
1 レスキュータンカ
7 水エネルギー
2 スプラッシュエネルギー
みんな大好きゲッコウガ。ジジーロン/非EXデッキがトップメタな環境において、ゲッコウガは悪い立ち位置ではないように見えます。
ファイアローBREAKは、メタグロスとジュナイパーを見ての選択に思えます。
ダストダスが多くいるため、フィールドブロアー2は必須の状況です。
Sam Chen
2 ジジーロンGX
4 ヤブクロン
3 ダストダス(ゴミなだれ)
1 ダストダス(ダストオキシン)
1 カプ・コケコ
1 オドリドリ
3 カプ・テテフGX
1 ミュウツー
4 N
3 プラターヌ博士
2 フラダリ
1 オカルトマニア
1 アズサ
1 ククイ博士
1 センパイとコウハイ
4 バトルサーチャー
4 ハイパーボール
3 こだわりハチマキ
3 かるいし
2 フィールドブロアー
2 レスキュータンカ
2 マグマ団の秘密基地
7 超エネルギー
4 ダブル無色エネルギー
強豪プレイヤーSam Chenが使ったのは、こちらもトップメタの一角ジジーロンダストダス。トレーナー構成は先述のゾロアークジジーロンとよく似ており、ある意味では使い手の技量が試されるデッキです。
オドリドリは、メタ内にビークインが一定数いるため。ゲーム終盤では単体でも非常に優秀なアタッカーです。
Tord Reklev
3 ジジーロンGX
4 ヤブクロン
3 ダストダス(ゴミなだれ)
1 ダストダス(ダストオキシン)
4 カプ・テテフGX
4 プラターヌ博士
4 N
2 フラダリ
1 アズサ
1 センパイとコウハイ
4 バトルサーチャー
4 ハイパーボール
4 こだわりハチマキ
4 かるいし
2 フィールドブロアー
1 レスキュータンカ
1 すごいつりざお
5 超エネルギー
4 レインボーエネルギー
4 ダブル無色エネルギー
こちらのジジーロンダストダスはかなり変則的な構築です。テテフとグッズ関連が厚く積まれており、どちらかといえばジジーロンでの攻撃を優先した構築に見えます。
上述のAndrew Mahoneのゾロアークしかり、こだわりハチマキを厚く積むのは海外の非EX系デッキではよく見る構築です。
Igor Costa
4 モクロー
4 フクスロー
4 ジュナイパーGX
2 アローラロコン
1 アローラキュウコンGX
2 カプ・コケコ
1 エーフィEX
1 カプ・テテフGX
2 シェイミEX
4 プラターヌ博士
3 N
2 フラダリ
4 トレーナーズポスト
4 ハイパーボール
3 レベルボール
2 かるいし
2 こだわりハチマキ
2 フィールドブロアー
1 活力剤
1 レスキュータンカ
4 巨大植物の森
3 草エネルギー
4 ダブル無色エネルギー
2012年の世界チャンピオンIgor Costaは、日本人ならニヤリとしてしまいそうなキュウコンジュナイパーを持ち込んでいます。
ただし国内との違いは、レギュ的にゲロゲとアセロラがないため、コケコとエーフィEXを絡めた動きをできるようにしています。非EXの進化が多い海外環境では、これはメタに合った構築です。
さて、海外のXY5-SM2環境はこれで一応の総決算になります。
日本でいうSM3は海外で8月4日発売。アセロラなどもそこに登場するため、既存のデッキも大きく変わっていきそうです。
今年の世界レギュは、カードプールの関係で、みなが口を揃えて難しいといいます。国内でも世界レギュ想定大会がいくつか開かれる予定ですが、この難しいレギュをどこまで突き詰められるのか、僕もできるかぎりのことはやってみたいと思っています。
アメリカではインディアナポリスにて、世界大会前最後のビッグイベント、北米選手権(North American Internatioal Championships)が開かれています。
※去年まではU.S.Nationalsとして開催されていましたが、今年はちょっとシステムが変更になっています。
金曜から土曜にかけて予選から決勝トーナメント途中まで行われており、
残すは決勝のみになっています。
そのトップ8デッキがすでにアップされていたので、リストを以下に訳出しました。
http://www.pokemon.com/us/play-pokemon/internationals/2017/north-america/tcg-masters/
並び順はスイスラウンドの順位準拠です。
なおストリーミングは
https://www.twitch.tv/pokemontcg
で見られます。
Gustavo Wada
4 アローラロコン
3 アローラキュウコンGX
2 テッポウオ
2 オクタン
2 カプ・テテフGX
1 カプ・コケコ
1 ウソッキー
3 プラターヌ博士
3 N
2 フラダリ
1 マオ
1 ククイ博士
1 アズサ
1 カリン
4 ハイパーボール
4 バトルサーチャー
4 アクアパッチ
2 フィールドブロアー
3 こだわりハチマキ
2 かるいし
2 うねりの大海
8 水エネルギー
4 ダブル無色エネルギー
ブラジル国籍のトッププレイヤーで、WCS入賞経験も多数あるGustavo Wadaは、非常に手堅い構築のキュウコンを持ち込んでいます。
キュウコンといえば宮城大会でチムアチャ謹製のデッキが話題をさらったことが記憶に新しいですが、このデッキではコケコは1枚に抑えられており、逆にアクアパッチがフル搭載で、キュウコンを全面に押し出して戦う構築になっています。
オクタンも厚く積まれており、今回が非EXでの細かなサイドレースが多い環境であることを鑑みるなら、Nにも強く、引きムラの減るオクタンは悪くない選択だったのかもしれません。
Ryan Sabelhaus
3 ボルケニオン
4 ボルケニオンEX
2 バクガメスGX
2 カプ・テテフGX
1 ヒトデマン
1 スターミー
4 プラターヌ博士
4 N
3 フラダリ
1 ゴジカ
3 バトルサーチャー
3 ハイパーボール
2 フィールドブロアー
2 ピーピーマックス
2 ポケモンいれかえ
2 かるいし
3 闘魂のまわし
1 レスキュータンカ
3 せせらぎの丘
14 炎エネルギー
こちらも超強豪プレイヤーかつ60cards常連ライターのRyan Sabelhausは、ボルケニオンでスイス2位になっています。
国内のボルケガメスは鍛冶屋多投構築がひとつの結論として示されましたが、
海外レギュは鍛冶屋がないため、ボルケニオン、ピーピーマックス、ニトロタンクで盤面のエネを細かく管理しながら戦います。
Andrew Mahone
2 ゾロアークBREAK
4 ゾロアーク
4 ゾロア
1 シェイミEX
2 ジジーロンGX
2 カプ・テテフGX
1 ヤレユータン
1 オドリドリ
1 バクガメスGX
4 プラターヌ博士
3 N
2 フラダリ
1 オカルトマニア
1 アズサ
1 センパイとコウハイ
1 ククイ博士
4 ハイパーボール
4 バトルサーチャー
4 こだわりハチマキ
2 かるいし
2 レスキュータンカ
1 スペシャルチャージ
2 マグマ団の秘密基地
5 悪エネルギー
4 ダブル無色エネルギー
1 レインボーエネルギー
現海外レギュのトップメタは何と聞かれたら、この環境を知る人は真っ先に、ジジーロン+@と答えると思います。
@の部分はゾロアークもしくはダストダス。このゾロアークジジーロンは、(バクガメスを除けば)比較的オーソドックスな構築になっていると思います。
バクガメスはよくわからないので、どこかで解説が上がるのを待ちましょう。
それを無視するならば、マグマ団アジト2、そしてゾロアークBREAKも厚く積むというのが、海外のゾロアークジジーロンの共通した特徴です。
そしてアズサ、ククイ博士、センパイとコウハイは、ほぼ必ずといっていいほど入っているのも、国内との違いかもしれません。
John Kettler
4 モクロー
4 フクスロー
4 ジュナイパーGX
2 ナゾノクサ
2 クサイハナ
2 ラフレシア
2 シェイミEX
1 ルギアEX
2 カプ・テテフGX
4 プラターヌ博士
4 N
2 フラダリ
1 ゴジカ
4 ハイパーボール
3 トレーナーズポスト
2 レベルボール
2 かるいし
2 活力剤
1 フィールドブロアー
4 巨大植物の森
4 草エネルギー
4 ダブル無色エネルギー
こちらも60cardsのライターであるJohn Kettlerは、例によってラフレシアジュナイパーを持ち込んでいます。
構築は非常にオーソドックス。ラフレシアジュナイパーの一般的な構築は、この数ヶ月ほとんど変わっていません。
現海外環境はまだアセロラがないのですが、アセロラの登場タイミング次第で、ジュナイパーの評価は大きく変わるでしょう。
Alex Krekeler
3 ケロマツ
4 ゲコガシラ
4 ゲッコウガ
3 ゲッコウガBREAK
4 ファイアロー
1 ファイアローBREAK
4 プラターヌ博士
4 N
1 エリートトレーナー
1 フラダリ
1 釣り人
1 ククイ博士
4 バトルサーチャー
4 ダイブボール
2 ハイパーボール
2 こだわりハチマキ
2 フィールドブロアー
2 まんたんのくすり
2 ふしぎなアメ
1 すごいつりざお
1 レスキュータンカ
7 水エネルギー
2 スプラッシュエネルギー
みんな大好きゲッコウガ。ジジーロン/非EXデッキがトップメタな環境において、ゲッコウガは悪い立ち位置ではないように見えます。
ファイアローBREAKは、メタグロスとジュナイパーを見ての選択に思えます。
ダストダスが多くいるため、フィールドブロアー2は必須の状況です。
Sam Chen
2 ジジーロンGX
4 ヤブクロン
3 ダストダス(ゴミなだれ)
1 ダストダス(ダストオキシン)
1 カプ・コケコ
1 オドリドリ
3 カプ・テテフGX
1 ミュウツー
4 N
3 プラターヌ博士
2 フラダリ
1 オカルトマニア
1 アズサ
1 ククイ博士
1 センパイとコウハイ
4 バトルサーチャー
4 ハイパーボール
3 こだわりハチマキ
3 かるいし
2 フィールドブロアー
2 レスキュータンカ
2 マグマ団の秘密基地
7 超エネルギー
4 ダブル無色エネルギー
強豪プレイヤーSam Chenが使ったのは、こちらもトップメタの一角ジジーロンダストダス。トレーナー構成は先述のゾロアークジジーロンとよく似ており、ある意味では使い手の技量が試されるデッキです。
オドリドリは、メタ内にビークインが一定数いるため。ゲーム終盤では単体でも非常に優秀なアタッカーです。
Tord Reklev
3 ジジーロンGX
4 ヤブクロン
3 ダストダス(ゴミなだれ)
1 ダストダス(ダストオキシン)
4 カプ・テテフGX
4 プラターヌ博士
4 N
2 フラダリ
1 アズサ
1 センパイとコウハイ
4 バトルサーチャー
4 ハイパーボール
4 こだわりハチマキ
4 かるいし
2 フィールドブロアー
1 レスキュータンカ
1 すごいつりざお
5 超エネルギー
4 レインボーエネルギー
4 ダブル無色エネルギー
こちらのジジーロンダストダスはかなり変則的な構築です。テテフとグッズ関連が厚く積まれており、どちらかといえばジジーロンでの攻撃を優先した構築に見えます。
上述のAndrew Mahoneのゾロアークしかり、こだわりハチマキを厚く積むのは海外の非EX系デッキではよく見る構築です。
Igor Costa
4 モクロー
4 フクスロー
4 ジュナイパーGX
2 アローラロコン
1 アローラキュウコンGX
2 カプ・コケコ
1 エーフィEX
1 カプ・テテフGX
2 シェイミEX
4 プラターヌ博士
3 N
2 フラダリ
4 トレーナーズポスト
4 ハイパーボール
3 レベルボール
2 かるいし
2 こだわりハチマキ
2 フィールドブロアー
1 活力剤
1 レスキュータンカ
4 巨大植物の森
3 草エネルギー
4 ダブル無色エネルギー
2012年の世界チャンピオンIgor Costaは、日本人ならニヤリとしてしまいそうなキュウコンジュナイパーを持ち込んでいます。
ただし国内との違いは、レギュ的にゲロゲとアセロラがないため、コケコとエーフィEXを絡めた動きをできるようにしています。非EXの進化が多い海外環境では、これはメタに合った構築です。
さて、海外のXY5-SM2環境はこれで一応の総決算になります。
日本でいうSM3は海外で8月4日発売。アセロラなどもそこに登場するため、既存のデッキも大きく変わっていきそうです。
今年の世界レギュは、カードプールの関係で、みなが口を揃えて難しいといいます。国内でも世界レギュ想定大会がいくつか開かれる予定ですが、この難しいレギュをどこまで突き詰められるのか、僕もできるかぎりのことはやってみたいと思っています。
コメント
うきにんさんの世界環境の記事、非常に参考になります。
リンクいただいていきます。
はじめまして。お読みいただきありがとうございました。
更新頻度の著しく低いブログですが、お時間のあるときにでも読んでいただければ幸いです。
リンクお返しいたしました。