いよいよ今週末には、年に1度のお祭り、WCSが開催されます。
 今年も日本からは多くのプレイヤーが参加されるそうですし、ぜひ世界一を目指して頑張ってほしいと思います。

 そして、去年に引き続き今年のWCSも、twitchで中継があります。
 以下、中継スケジュールを日本時間で(時差13時間)まとめてみました。だいぶ見づらいですがご容赦を。

 ちなみに中継URLは、

ttp://www.twitch.tv/pokemon

 です。

◆8月21日(金曜)◆

日本時間22時~22時30分:開会セレモニー
日本時間22時30分~4時(土曜):ビデオゲーム
日本時間土曜4時~10時:カードゲーム

◆8月22日(土曜)◆

日本時間22時~25時:カードゲーム
日本時間25時~7時(日曜):ビデオゲーム
日本時間日曜7時~11時:カードゲーム

◆8月23日(日曜)◆

日本時間22時~4時(月曜):カードゲーム決勝
日本時間月曜4時~7時:ビデオゲーム決勝


 WCS海外公式URLは、
 ttp://www.pokemon.com/us/play-pokemon/worlds/2015/
 になります。上述の中継に直接飛べるほか、スタンディング(順位)のページにも行くことができます。

 また、去年同様、ニコ生でも中継があるようです。
 以下は公式(ttp://www.pokemon.co.jp/info/2015/08/150807_gm01.html)からのコピペですが併せてご参考に。

<放送スケジュール>
■1日目:8月21日(金)22時~22日(土)7時
■2日目:8月22日(土)22時~23日(日)7時
■3日目:8月23日(日)22時~24日(月)8時


 ◆ ◆ ◆

 スケジュールとしては、初日(金曜)、2日目(土曜)、決勝(日曜)という日割りになっています。ご存知の通り今年はLCQがなく、代わりに大会初日がその役割を果たしています。

 日本勢に関していえば、公式ウェブサイトから申し込んだプレイヤーは、初日からの参加。日本一決定戦進出者とWCS2014の上位入賞者は、2日目からの参加です。海外勢もポイント上位者が2日目からの参加なので、強い人は初日スキップのアドバンテージ、という趣向のようです。

 大会システムですが、WCS海外公式のインフォメーション(ttp://www.pokemon.com/us/play-pokemon/worlds/2015/info/tcg-faq/)に詳しく載っています。
 初日は2敗までが突破ライン。3敗以上は自動的にアウトです(厳密にはポイント制なので引き分けが絡むとややこしいのですが、現実的に言って引き分けはポイント足りなくなるので負けに等しいです)。
 ともかくも、連勝縛りだったLCQよりは、かなり気持ちが楽に戦えそうです。また、初日と2日日との間ではデッキ変更ができるため、ややLCQ的な要素も残っています。

 2日目は、初日からの突破者(初日の成績はチャラ)と権利持ちとで、トップ8を賭けて争います。トップ8からはシングルエリミとなり、準決勝まで2日目(土曜)のうちにやってしまうようです。
 そして最終日は、それぞれの部門の決勝戦のみ放映、という予定になっています(まあ後ろにズレる可能性高そうですが……)。

 ◆ ◆ ◆

 世界レギュよく知らないけどWCS中継だけでも覗きたい、という方向けの、世界環境のおさらいです。
 使用可能カードは、おおよそBW6~XY6。細部はハムさんのDN(http://gogohamex.diarynote.jp/201506081408384643/)に非常に詳しくまとめられています。

 先月に行われたU.S.Nationals(アメリカの全国大会)では、ホエルオーEXライブラリアウト対ゲロゲダストという決勝となり、大会ルールを知悉した上で戦ったゲロゲダストが時間切れで勝利して幕が閉じました。

 デッキ参照:ttp://www.60cards.net/en/expert-blog/user/778/article/332

 優勝こそゲロゲダストでしたが、アメリカ大会当日の傾向は、環境を決定付けている1枚であるギルガルドEXを擁する鋼(ドータクン)や、それを突破できるメガライボルトが上位にも多いのが見て取れます。決勝を戦ったホエルオーEXは、それら中打点EX勢にとって破滅的な壁になりました。
 レックウザメガバトルで一大勢力だったライチュウがトップ16に不在というのも、メタゲームの違いを象徴しているかのようです。もちろん、カードプールの差や奥の手の有無も大きいのですが。

 また、上位デッキを見ると、鋼レックやゲンシグラードン、ゲンシカイオーガなど、メガ進化主体の高打点デッキも多く並んでいます。
 これらのデッキは基本エネのみで動けたり、あるいはサイレントラボを積んでいたりと、ギルガルドEX突破手段を持っています。また、ゲンシグラードンとカイオーガは、メガライボルトの打点では沈まないだけのHPを持っています。
 これらは、環境を読んだ上で、前述の中打点EX勢に殴り勝つことを前提としたデッキ選択といえるはずです。

 その一方で、EX同士の殴り合いを別角度で読みきったデッキも、トップ8には2つありました。
 ひとつがカバルドンで、もうひとつがギギギアル。EXからの攻撃を完全にシャットアウトするこの2デッキがここまでこれたのも、ひとえに、環境がEX同士の怪獣大決戦になっていたことの証左でしょう。
 余談ですが、ギギギアルに関しては、ノクタスさん(http://nokutasudotu.diarynote.jp/201508022230075417/)が紹介して下さっているとおり、SixPrizesで作成者自身による詳しい解説記事が公開されています。

 話がEXに偏っていますが、非EXのうち、上位入賞の中で最も使われているものは、明らかにクロバットです。
 ゲロゲやライボルトをお供にするパターンが一番多く、ジュニアやシニアでも上位入賞を輩出していますが、マスター7位入賞デッキが構築の優れた好例でしょう。
 ゲロゲをバックアップしたり、ライボルトや毒タチワキから意外な高打点を叩き出せたりと、柔軟な動きがクロバットの強みです。EX同士の怪獣大決戦に対し、ハーフロックやサイドレースから勝ちにいった例といえそうです。

 ここまでが、アメリカ大会までの話です。
 果たして最大勢力だったドータクンやライボルトはどうなるのか、メガ進化同士の怪獣大決戦は洗練された形で続くのか。はたまた、それを見越した非EX主体デッキの復活はあるのか、あるいは、メタを読みきった新デッキが飛び出してくるのか……。
 ここから先は、当日の中継のお楽しみ、ということになりそうです。

 今年はカードゲーム勢にとっては比較的観戦しやすい時間帯になっています。眠い目をこすりながら、頑張って最後まで観戦&応援をしたいですね。

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