レックウザメガバトルのラスチャレ予選形式を再考する
2015年6月5日コメント (7) 僕の大阪大会決勝1没結果はどうでもいいので、今回の日記は、今大会の予選形式について考えてみようと思いました。
ただし、権利予選のほうではありません。権利予選の開催については、非常に良い試みだったと思います。ショップとの協業姿勢は、今後も続いてほしいです。
今回話題にしたいのはラスチャレ予選の方です。
このファーストステージ/セカンドステージシステム、ぱっと見たとき、誰もが考えそうなのが、
・権利予選からの敗退流入がない場合、5連勝縛り形式と何が違うのか
という点です。
ステージ分けして手間かけるぐらいなら、最初から同連勝数同士対戦にしてしまえば良いのではないか。むしろ権利予選からの敗退流入だって、3連勝札でも持たせて放り込んでやれば良いのではないか、と。
そう思って、5連勝縛り・同連勝数対戦形式と、今回の予選形式を脳内で比べてみたとき、
実は今回の予選、けっこう参加者目線に立った形式なのでは、と思いました。
思考過程は書くだけ無駄なので、すっ飛ばして結論いきましょう。
・列に並んだ後の初戦で、知り合い同士マッチングが減る。
同連勝数対戦形式だと、1戦目終了時、1勝同士卓に進む人と、並び直しの人が出ます。なので、0勝(初戦)卓は、必ずぽっかり開くわけです。そこに2人同時に放り込まれるため、列を工夫しない限り、並んだ前後の人と必ず当たってしまいます。
ポケカのイベントは、一見さんや、大会途中から来たカジュアルプレイヤーも歓迎しています(なのでスイスドローは採用しないわけです)。そんな人たちがいきなり友だち同士で対戦というのは、やる気が無くなります。
今回の形式は、友だち同士対戦が完全に避けられるわけではないにせよ、その可能性を低減させている意味で、そういった参加者に優しい形式かな、と思います。
(ただしこの問題は、セカンドステージでは、敵が選べる問題としてそのまま発生してしまいます。そこの改善は難しいですね)
・区切りを設定することで、目標/達成感の付与に繋がる。
これ、地味なのですが、かなり大きな要素だと思っています。
単純に5連勝抜け形式だと、仮に途中で負けてしまったとして、立ち位置や成績が掴みづらいように思えます。たとえば公式大会初参加の親子プレイヤーの息子/娘を想定した場合、5連勝形式予選に出て、結果2連勝だったとします。よく頑張ったねとなると思いますが、5連勝中2連勝だと、傍目に見て良いんだか悪いんだか、釈然としません。
ただ、それが「ファーストステージ突破」と言い換えられるなら、印象ははっきり違ってきます。
初参加でファーストステージを突破できた。次はセカンドステージ突破してクライマックスを目指そう。そういうふうに目標設定ができて、立ち位置もとてもわかりやすくなります。
特に親子プレイヤーの間では、ひとつの目標(あるいは壁)として、このファースト→セカンドの区切りが、マスター以上に大きな意味を持っているように感じます。
そうやって目標(壁)が目に見える形で出てくるのは、モチベーションの維持にとっても、価値あることのはずです。
個人的には、その意味のためだけでも、このファースト/セカンド形式は意味があったのではないか、と思います。
そんなこんなで、取りとめなく考えたことを書いてきました。
既に分かりきっていることをドヤ顔で書いただけかもしれませんが、結局のところは、今回の予選形式は全体として意外に良くできてるな、と言いたいだけの日記なのでした。
(大きな問題があるとすれば、この形式は、海外勢or他TCG勢への形式説明がクソめんどいこと!)
ただし、権利予選のほうではありません。権利予選の開催については、非常に良い試みだったと思います。ショップとの協業姿勢は、今後も続いてほしいです。
今回話題にしたいのはラスチャレ予選の方です。
このファーストステージ/セカンドステージシステム、ぱっと見たとき、誰もが考えそうなのが、
・権利予選からの敗退流入がない場合、5連勝縛り形式と何が違うのか
という点です。
ステージ分けして手間かけるぐらいなら、最初から同連勝数同士対戦にしてしまえば良いのではないか。むしろ権利予選からの敗退流入だって、3連勝札でも持たせて放り込んでやれば良いのではないか、と。
そう思って、5連勝縛り・同連勝数対戦形式と、今回の予選形式を脳内で比べてみたとき、
実は今回の予選、けっこう参加者目線に立った形式なのでは、と思いました。
思考過程は書くだけ無駄なので、すっ飛ばして結論いきましょう。
・列に並んだ後の初戦で、知り合い同士マッチングが減る。
同連勝数対戦形式だと、1戦目終了時、1勝同士卓に進む人と、並び直しの人が出ます。なので、0勝(初戦)卓は、必ずぽっかり開くわけです。そこに2人同時に放り込まれるため、列を工夫しない限り、並んだ前後の人と必ず当たってしまいます。
ポケカのイベントは、一見さんや、大会途中から来たカジュアルプレイヤーも歓迎しています(なのでスイスドローは採用しないわけです)。そんな人たちがいきなり友だち同士で対戦というのは、やる気が無くなります。
今回の形式は、友だち同士対戦が完全に避けられるわけではないにせよ、その可能性を低減させている意味で、そういった参加者に優しい形式かな、と思います。
(ただしこの問題は、セカンドステージでは、敵が選べる問題としてそのまま発生してしまいます。そこの改善は難しいですね)
・区切りを設定することで、目標/達成感の付与に繋がる。
これ、地味なのですが、かなり大きな要素だと思っています。
単純に5連勝抜け形式だと、仮に途中で負けてしまったとして、立ち位置や成績が掴みづらいように思えます。たとえば公式大会初参加の親子プレイヤーの息子/娘を想定した場合、5連勝形式予選に出て、結果2連勝だったとします。よく頑張ったねとなると思いますが、5連勝中2連勝だと、傍目に見て良いんだか悪いんだか、釈然としません。
ただ、それが「ファーストステージ突破」と言い換えられるなら、印象ははっきり違ってきます。
初参加でファーストステージを突破できた。次はセカンドステージ突破してクライマックスを目指そう。そういうふうに目標設定ができて、立ち位置もとてもわかりやすくなります。
特に親子プレイヤーの間では、ひとつの目標(あるいは壁)として、このファースト→セカンドの区切りが、マスター以上に大きな意味を持っているように感じます。
そうやって目標(壁)が目に見える形で出てくるのは、モチベーションの維持にとっても、価値あることのはずです。
個人的には、その意味のためだけでも、このファースト/セカンド形式は意味があったのではないか、と思います。
そんなこんなで、取りとめなく考えたことを書いてきました。
既に分かりきっていることをドヤ顔で書いただけかもしれませんが、結局のところは、今回の予選形式は全体として意外に良くできてるな、と言いたいだけの日記なのでした。
(大きな問題があるとすれば、この形式は、海外勢or他TCG勢への形式説明がクソめんどいこと!)
コメント
ひみつ日記の内容に非常に共感しました。私自身がそうでないとは言い切れませんが、つまらない人間はやまほどいて、そういう人ほど自身を振り返ることができないように感じます。
私はここまで深く考えたことはなかったです。
うきにんさんの記事は視点が多様で、いつも新しい切り口を教えてくれますね。
僕自身がそうでないとも言い切れないので、僕本体はともかくせめて日記は読んで意味のあるものを心がけたいです。
>>みれさん
お読みいただきありがとうございます。
イベント形式を考える人も大変だなと思いながら書いていました。
>>キンゴさん
海外ポケカも含め、だいたいのTCGがスイスドロー+トーナメント(シングルエリミ)で確立されていると思います。
ポケカの場合は、毎年微妙に形式が変わるのも説明が面倒な要因になってますw
はじめまして、大阪で挨拶だけさせていただいた者です。
大会形式の考察、大変興味深く拝見させていただきました。初心者も上級者も楽しめるように作られた大会形式で、ポケカのプレイヤー層を考えて作り込まれているのだなあ、と感じました。
差し支えなければ、リンクをいただいてもよろしいでしょうか?
初めまして。ご挨拶いただきありがとうございました。調整で煮詰まってる中での対応になってしまいすみませんでしたw
ポケカの公式大会運営は、気軽に参加できる+競技としても成立させる、というバランスが、とても難しいと思います。
リンクお返しいたしました。
リンクありがとうございます。よろしくお願いいたします。