【翻訳】かえでさんの世界大会レポート
2014年10月28日
今回は60cards.netから。かえでさんの世界3位レポートをご紹介します。
デッキとレポ自体はご本人がすでにご自身のDNで書かれていますが(http://mapleisland.diarynote.jp/201408240150004395/)、今回の記事では、デッキ解説がより詳細になっています。
僕も含め、公開されたデッキを見た誰もが驚いたであろうMガルーラフレフワン。
環境の読みやカードチョイスの詳細は、バトルフェスタのデッキを作る上でも、必ずためになるものだと思います。
いつもどおり、訳語の至らなさや誤訳の責任は、すべて僕うきにんに属します。
読みやすさを考慮して、改行を変更した部分があります。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
Report from Worlds!
by Tsuda Michikazu, trans. Majyo
Thursday, October 16, 2014
ttp://www.60cards.net/en/60cc/blog/user/128/article/65
1-はじめに
こんにちは、記事を読んでいただきありがとうございます。津田道一といいます。WCS2014の3位入賞レポートを書いていきますので、どうぞお読みいただければ。
2-世界大会に向けて
世界大会の招待権を取れたのは今回が初めてだったのでうれしかったです。けれど、海外メタだとどんなデッキがいるのかわからなかったので、困ってもいました。なので、ひとまずは世界大会を楽しむことを第一にして、デッキはNationalsの結果を見てから決めようと思っていました。
結果的にはランドロスEXが優勝していましたが、イベルEXはいっぱいいたし、ビリゲノやカエンジシやフレフワンとかもいました。メタ内には何でもいるということがわかってしまい、使うデッキを決められませんでした。最初は、オーロットアギルダーがいけるんじゃないかと思ってました。1進化とか2進化デッキもけっこういましたし、アギルダーのことはみんなあんまり気にかけていなかったので。
ただフライゴンアギルダーがいきなり登場して、テストしてみるとオーロットアギルダーでは全然それに勝てなかったので、使うのはやめました。ほかに使おうとしてたのはイベルダストでしたが、周りからは、それじゃ普通すぎると言われましたw実際日本ではカエンジシアギルダーみたいなメタ外ばっかり使ってたので、普通すぎるメタ内デッキはあまり使う気は起きなかったです。それで第3の選択肢が、フレフワンガルーラの調整を終わらせることでした。デッキはいっぱい作ってテストしてたのですが、このデッキの調整だけやりかけでした。日本のフレフワンのコンセプトとは真逆になりますが、改造ハンマーが嫌だったので、使うのは基本のフェアリーエネにしたかったというのがあります。
ただデッキのアタッカー選びが難しくて、基本フェアリーエネで動けて、しかも使っていて楽しいのを探しました。結論はMガルーラEX。完璧なチョイスに思えましたが、デッキの基本戦術は超単純で、ガルーラで殴りつつフレフワンでガルーラにまんたんを撃つだけです。世界大会前に非公式大会でこのデッキを使う機会があって、そこで改良点を発見できましたし、使っていてしっくりきました。デッキを使用候補にしたのはそういうわけでした。
MガルーラEXを一撃で倒せるのは、ランドEXとレックEX(と、バカエネイベルタル)ですけど、メタ的にはレックはそんなに多くないだろうと思っていたので、ガルーラとフレフワンとまんたんを使うコンセプトは維持しつつ、ランドEXへの対策を固めてデッキを仕上げることにしました。
使うデッキは、LCQの様子をじっくり見てから決めました。レックEXはあまりいない感じだったので、このデッキと心中することにしました。これは正解だったと思いますし、このデッキを選んでよかったと思っています。
3-デッキリスト
2 ガルーラEX
2 MガルーラEX
2 ミュウツーEX
1 ゼルネアスEX
1 ケルディオEX
3 シュシュプ
2 フレフワン
1 ゼルネアス
1 スイクン
3 プラターヌ博士
4 N
3 アクロマ
1 サナ
1 ベル
2 フラダリ
4 フェアリーガーデン
3 まんたんのくすり
3 ちからのハチマキ
2 ツールスクラッパー
1 びっくりメガホン
2 ハイパーボール
2 レベルボール
1 ヘビーボール
1 すごいつりざお
1 ダウジングマシン
7 フェアリーエネルギー
1 水エネルギー
2 ダブル無色エネルギー
1 レインボーエネルギー
ガルーラEX2、MガルーラEX2
デッキのメインアタッカーです。2-2にしたのは、ゲーム中はせいぜい1体か2体しか使わないだろうと思ったからです。運が良ければ相手を一撃で落とせるMガルーラEXはロマンがありますし、HP230もアドバンテージです。また序盤はガルーラEXのトリプルドローで場の組み立てもできます。このカードに書いてあることは強いですし、メガガルーラについて増田さんが言ったコメントも忘れてはだめですよね。「メガガルーラ強い」
ミュウツーEX2
打点の出る優秀なアタッカーです。発売からずっと本当に強いカードだと本気で思います。序盤から終盤まで活躍できて、まさに伝説のポケモンって感じですよね。本当は3枚入れたかったんですが、スペースがありませんでした。……ところで、MミュウツーEXっていつ出るんですか?
ゼルネアスEX1
このデッキの隠れたメインアタッカーです。実はこのデッキで唯一相手のベンチを殴れるカードなので、いろんな対戦でかなり役に立ちました。ブラストXは140出るので、ケルディオEXとセットで相手の進化ポケモンを一撃で落とせます。ただ4エネはエネを食いすぎるので、デッキに1枚だけにしています。
ケルディオEX1
上で言ったようにゼルネアスEXとコンボになっています。かけつけるで相手のどくさいみんや特殊状態をケアできますし、ついでにMガルーラだとつらいランドEXを一撃で倒せる隠れたアタッカーでもあります。フェアリーガーデンが出てればにげるのも簡単ですけど、ケルディオはそんなにたくさんは使わないので1にしました。
シュシュプ3、フレフワン2
デッキのメインポケモンです。これまでならエネを動かせるとくせいやポケパワーや特殊能力を持ったポケモンは全部2進化でした。でもこいつは1進化……頭おかしいですよね! ただ、エネ移動できるほかのポケモンに比べると、フレフワンはアタッカーとは呼べないので、場にずっと置いておくために3-2にしています。相手は毎回フレフワンを倒しにくるので、4-2でも良いかもと本気で考えましたけど、スペースの無駄なのでやめました。
ゼルネアス1
シンボラーやスイクンはにじのやりで倒せますし、エネ加速もできます。
ジオコントロールを撃ったあともバトル場に置きっぱなしにしておけば、ベンチのガルーラをメガ進化させられます。
スイクン1
バトル場に置きっぱなしにしておくもうひとつの候補ですし、ランドEXへの2番目のアタッカーです。ただカエンジシがかなりいたので、スイクンは簡単に倒されることもあります。それでもカエンジシがあまりいなければ、このカードだけで勝てることもあるので相手にとってはいやらしいカードです。
サポーター14
3 プラターヌ博士
4 N
3 アクロマ
1 サナ
1 ベル
2 フラダリ
ドローできるサポは12枚だけですが、ガルーラがワザで3ドローできるので、この枚数で良いと思っています。プラターヌを3にしたのは手札を捨てたくないからで、N4はいつもどおり、アクロマが3なのはベンチが並ぶデッキですし、まんたんを撃つのでベンチの数がそうそう減らないからです。ベル1とサナ1なのは、ベル2にするかサナ2にするか決められなかったので、それぞれ1枚ずつにしておきました。
フェアリーガーデン4
フェアリーガーデン4枚はこのデッキで一番強いポイントです。日本だと、デッキ内のスタジアムは2枚(ときどき3枚)で、世界レギュだとトロピカルビーチが使えるのでスタジアムの枚数は3になるだろうと予想していました。タチワキと違って、フェアリーガーデンは絶対に場に置いておきたいカードですが、4枚入れておけばかなりの確率で場に出しておけます。この選択は正解だったと思っています。ビリゲノはスカイアロー3で、イベルダストはタチワキ2ビーチ1だったので、まわりにいたのはスタジアムが3枚のデッキだったからです。
まんたんのくすり3
ガルーラが場に居座れる秘密のおくすり。ただ4だと手札で腐ることもあるので3に。
ちからのハチマキ3
代わりにかたいおまもりにするのも考えましたけど、ガルーラに貼ればコイン2回表を出せばEXを倒せるのでこっちにしました。まあ、いっつもコイン運悪いんですけど……。
ツールスクラッパー2、びっくりメガホン1
最初は2枚だったんですが、イベルダストは多くいると思ったので3にしました。どうぐの入ってないデッキなんてないので腐ることはないと思いましたし、たとえ相手のどうぐが1でも役には立つカードです。スクラッパーのほうを2にしてあるのは、相手のどうぐを割りたくない場面があるからです(例:イベルダストで、イベルにかるいしがついているようなとき)。と同時に、どうぐおとしはまずいないと思ったので、メガホンは1にしてあります。
ハイパーボール2、レベルボール2、ヘビーボール1
ここは本当に悩んだところです。最初はヘビーボールは入ってなかったんですが、ガルーラとMガルーラを引けるカードが2枚になってしまうので、フェアリーエネを泣く泣く抜いてヘビボにしました(ただ結果的にはかなり役立ちました)。
すごいつりざお1
シュシュプ、フレフワン、ガルーラ、Mガルーラを拾います。2枚以上はいらないので1に。
ダウジングマシン1
だいたいサポーターを拾いますが、4枚目のまんたんや5枚目のフェアリーガーデンになったりもします。このデッキはかなり遅いデッキなので、エースペはダウジングマシン一択です。
フェアリーエネ7、水エネ1、ダブル無色2、虹エネ1
最初はフェアリーエネ8枚だったんですが、さっき言ったように、ヘビボと差し替えたのでエネは11枚、ちょっと少ないです。水エネはケルディオとスイクンで殴るためです。虹エネ2じゃないのは改造ハンマーで剥がされるのがいやだったからで、相手のデッキにはどうせ改ハン入ってるだろうなと思っていたらそのとおりでした。改造ハンマーを浴びるよりは、フレフワンで動かせないほうを選んだというわけです。
■その他の候補
あなぬけのヒモ
相手を引っ張り出せるカードはほんとに強いと思います(日本代表決定戦では、こっちがあなぬけを使ったらなぜか相手がレックEXを出してくれたおかげで勝てました)
クリムガン
レックEXはそんなにいないと思ったので入れませんでしたが、最初のうちは入ってました。基本エネでもダブル無色でも打点が出せるので、メタ内にレックが増えたら入れると思います。
4-対戦レポート
対戦をひとつひとつ書いていたら永遠に終わらないので、いくつかピックアップする形式にしたいと思います(名前を間違えてたらごめんなさい。公式ページからコピーしたので、批判は公式ページに!)
Round 1 Dena Van Wijk (BE) イベルタルEX/ダストダス
世界大会で初めての対戦で、めちゃくちゃ緊張してたのを覚えてます。それでも、世界大会で戦えてることを楽しもうと思ってました。相手のデッキタイプは想定通りでしたけど、相手はデッキにあまり慣れてないようでした。相手はずっとサイクロンYを撃ち続けてくれたので、バカエネイベルが嫌な自分にとってはありがたかったです。しかも相手はゲームの最初からタチワキを出してくれたので、こっちのフェアリーガーデン4枚が毒のダメージを減らすのにかなり役立ちました。ツールスクラッパーでどうぐを割って、まんたんを撃って、MガルーラEXを立てて勝てました。
1-0
相手の出だしがひどくて、こっちはMガルーラを2体場に出せました。相手のダストと場のどうぐの枚数に気をつけていたので、相手のどうぐを全部剥がして、ダストを何もどうぐがついてない状態にできました。ただ、ダイス運が悪くてMガルーラは(ハチマキ込みで)イベルに120だけ与えて落とせませんでした。Mガルーラが1体落とされますがミュウツーが準備できていたので、50残ったイベルを倒して2ゲーム目にも勝てました。
2-0
これが世界大会での初勝利でした。けれど、スコアシートの書き方がわからず微妙に焦りましたw
Round7 Tomoya Watanabe (JP) ビリジオンEX/ゲノセクトEX/ライチュウ
ここまでこれるとは思っていなかったのですが……ここで日本人プレイヤーとの対戦です。ラウンド6のときにもしかしたら当たるかもねとは思っていましたが、本当に当たることになるとは予想できませんでした。ジャッジに写真をとってもらってから、対戦スタートです。試合自体は楽しんでいましたが、二人とも本気でした。二人とも6勝、つまり予選突破のための最低限の勝ち数だったので、7勝目がほしかったです。相手が日本人だろうがなかろうが関係ありません。しかも相手はLCQを抜けてきていて、勢いはこっちより上だろうと思っていました。
フェアリーガーデンを引けなくて、Mガルーラで殴れずに2体目のMガルーラを場に出すはめになります。相手はレッドシグナルでこっちのシュシュプとフレフワンを引っ張り出し続け、こっちは何とかしようとガンガンパンチで戦います。フレフワンもまんたんもないタイミングで1体目のMガルーラが落とされますが、2体目が準備できてたので、そのまま殴り続けて勝つことができました。
1-0
相手が先攻、バトル場はゲノセクトEXで、草エネを貼ってアクロママシーンでプラズマエネルギーをつけてきます。そしてこっちのバトル場はケルディオEX。サポなし、たねポケモンなし、ボールなし、そしてドローは……アクロマ! 相手はベンチなし、こっちもベンチなし。次いきましょうか!
1-1
3ゲーム目は序盤が本当に良くて、2ゲーム目の初手のひどさは何だったんだと言いたいレベルです。場にはフレフワンとMガルーラ、まんたんはほしいときに引けました。ただコイン運はなくて、相手のゲノセクトには120か150しか飛ばせません。しかもベンチを唯一攻撃できるゼルネアスはサイドでした。時間がなくなり、お互いにサイドは4枚ずつでエクストラ3ターン突入です。相手は勝てないと踏んだのか、バトル場にピカチュウを生贄に出します。アクロマを撃つと、フラダリは引けました。ただ、勝つにはゼルネアスが必要です。ここでピカチュウを倒してサイドを引くと……よっしゃ!コイン運はなかったですが、25%でゼルネアスを引き当てられました。相手は次のターンにNを撃ってこなかったので、フラダリは手札に残りました。ゼルネアスを出し、120乗っていたベンチのゲノセクトをベンチから引っ張り出して、ブレイクスルーで残りのサイドを取りきって勝ちです!
Round 10 (Top8) Gonzalo Pereira (PT) ビリジオンEX/ゲノセクトEX/フワライド
8ラウンド目に戦っているのでお互いにデッキは知っていますが、そのときは引き分けでした。お互いのデッキを知っているのはメリットにもデメリットにもなるのでちょっと不安でしたが、ここまで来たからには、勝つことと楽しむことを目標にしようと思ってました。前回の対戦では改造ハンマーとフワライドを見ていたので、それには注意していました。相手はビリジオンのエメラルドスラッシュで加速してきますが、こっちはゼルネアスで加速しつつMガルーラに進化します。今回は運がよくて3表でゲノセクトを倒しますが、こっちのEXはGブースターで倒し返されます。その後、ダークトリニティでプラズマエネを拾われてこっちのミュウツーがシグナルで呼ばれて倒され、ゲームに負けてしまいました。
0-1
こちらは先攻でミュウツースタート。さっきやられたぶんのお返しに参上です! ミュウツーは2ターン目にはエックスボールで80を出し、3ターン目には100を出してビリジオンを倒します。ゲノセクトが来ますがミュウツーは倒されず、フレフワンとまんたんを絡めて殴り続けます。そして1体目のミュウツーで殴ってるあいだに2体目を準備しはじめます。相手が1体目のミュウツーを倒すころにはベンチが完成していて、そのままゲームに勝てました。
1-1
相手はアララギで改造ハンマーを2枚捨ててきたので、こっちは喜んで特殊エネを貼れました。ハイパーボールで山を見るまでは。ガルーラを探しますがどこにもいません。ガルーラで戦うプランが使えなくなって、デッキを3回も見てしまいました。代わりにゼルネアスを引いてジオコントロールを撃ちます。ただ今度は、デッキにフェアリーエネが1枚しかないことに気づきます。正直、ガルーラ2枚サイド落ちがショックでまったく気づきませんでした。あまりにひどくて絶対負けたと思ってましたが、できることはやろうと思いました。ガルーラを引き込むためにできるだけサイドを取りに行きます。まんたんを使いながら、ミュウツーでビリジオンを倒してサイドを2枚。違う、ガルーラじゃない。そして相手はゲノセクトを出してGブースター。あああ……。ここでプランを変更して、ゼルネアスEXでサイド4枚取りを狙うことにしました。相手のデッキにバリヤードが入ってないことがわかってたのが、今回は大きなアドバンテージでした。相手がダークトリニティを使えばGブースターが戻ってこっちの負けになります。こっちはミュウツーでゲノセクトを殴り、相手はフワライドを出しつつダークトリニティを引こうとしますが……引けてません。手札にはフラダリがあったので、Nを撃たないでくれと願ってました。相手が手札からサポーターを使った瞬間、手が震えました。N以外であってくれと願っていたので、相手がアララギを撃ったときは大きく息を吐きました。勝ちを悟った瞬間です。相手はミュウツーを倒してきますが、こっちはゼルネアスEXを出してフラダリを使い、サイドを4枚取って勝ちです!
2-1
Round11 (Top4) Igor Costa (PT) ビリジオンEX/ゲノセクトEX/フワライド
ここで2012年優勝者のおでましです!(まあ、前日のラウンド9で当たってるんですけど)。第1ラウンド目は相手の出だしがかなり良く、ビリジオンとゲノセクトを出してきます。ただこっちにもフレフワンとMガルーラがいて、お互いに出だしは好調でした。ただサポをいくら使っても、なぜかまんたんが引けません。Mガルーラが場に残れず、エネもあまり残らないのでよろしくない状況です。ミュウツーを出して巻き返しを図りますが、フレフワンとシュシュプを倒された直後でエネが1枚足りず、場がぜんぜん機能しませんでした。相手はGブースターを引き込んでこっちのミュウツーを倒し、1ゲーム目に負けてしまいました。
0-1
2ラウンド目はスイクンスタート。かなり良さげに見えますが、手札は、
アクロマ
アクロマ
ツールスクラッパー
ツールスクラッパー
フェアリーガーデン
エネルギー
山札を引くとエネ。どうやらデッキも燃え尽きたようです。3ターンずっとドローゴーを続け、スイクンがGブースターで倒されました。言いたいことは山ほどありますが、これが世界大会での最後のゲームでした。
5-世界大会を終えて
今回が世界大会初参加で、言葉や環境やBO3形式でたくさん困ったことがありましたが、いったん問題を乗り越えてしまえば、対戦はほんとうに楽しくて、夢みたいでした。それに、いろんな国から来てる人とコミュニケーションできたのはすごくいい経験でした。カードでもゲームでも、ポケモンという言葉で。
来年も世界大会に招待されているので、もっとしっかり準備してうまくなって、みなさんに会えるのを楽しみにしています(それと、ポケモンで英語を勉強して、もうちょっと英語を話せるようになります)。
読んでくれてありがとうございました。また次に記事を書く機会があれば、そこでお会いしましょう。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
以上になります。お読みいただきありがとうございました。
ご本人の文章のテンションで訳せない+デッキ調整もあって時間がないというダブルパンチで後半は力尽きてる感はありますがw、何とか東京大会前には終わらせられてよかったです。
ちなみに、みれさんによるこのデッキの分析記事(http://mille333.diarynote.jp/201409061933534791/)も非常に面白いので、ぜひ併せて読まれることをおすすめします。
デッキとレポ自体はご本人がすでにご自身のDNで書かれていますが(http://mapleisland.diarynote.jp/201408240150004395/)、今回の記事では、デッキ解説がより詳細になっています。
僕も含め、公開されたデッキを見た誰もが驚いたであろうMガルーラフレフワン。
環境の読みやカードチョイスの詳細は、バトルフェスタのデッキを作る上でも、必ずためになるものだと思います。
いつもどおり、訳語の至らなさや誤訳の責任は、すべて僕うきにんに属します。
読みやすさを考慮して、改行を変更した部分があります。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
Report from Worlds!
by Tsuda Michikazu, trans. Majyo
Thursday, October 16, 2014
ttp://www.60cards.net/en/60cc/blog/user/128/article/65
1-はじめに
こんにちは、記事を読んでいただきありがとうございます。津田道一といいます。WCS2014の3位入賞レポートを書いていきますので、どうぞお読みいただければ。
2-世界大会に向けて
世界大会の招待権を取れたのは今回が初めてだったのでうれしかったです。けれど、海外メタだとどんなデッキがいるのかわからなかったので、困ってもいました。なので、ひとまずは世界大会を楽しむことを第一にして、デッキはNationalsの結果を見てから決めようと思っていました。
結果的にはランドロスEXが優勝していましたが、イベルEXはいっぱいいたし、ビリゲノやカエンジシやフレフワンとかもいました。メタ内には何でもいるということがわかってしまい、使うデッキを決められませんでした。最初は、オーロットアギルダーがいけるんじゃないかと思ってました。1進化とか2進化デッキもけっこういましたし、アギルダーのことはみんなあんまり気にかけていなかったので。
ただフライゴンアギルダーがいきなり登場して、テストしてみるとオーロットアギルダーでは全然それに勝てなかったので、使うのはやめました。ほかに使おうとしてたのはイベルダストでしたが、周りからは、それじゃ普通すぎると言われましたw実際日本ではカエンジシアギルダーみたいなメタ外ばっかり使ってたので、普通すぎるメタ内デッキはあまり使う気は起きなかったです。それで第3の選択肢が、フレフワンガルーラの調整を終わらせることでした。デッキはいっぱい作ってテストしてたのですが、このデッキの調整だけやりかけでした。日本のフレフワンのコンセプトとは真逆になりますが、改造ハンマーが嫌だったので、使うのは基本のフェアリーエネにしたかったというのがあります。
ただデッキのアタッカー選びが難しくて、基本フェアリーエネで動けて、しかも使っていて楽しいのを探しました。結論はMガルーラEX。完璧なチョイスに思えましたが、デッキの基本戦術は超単純で、ガルーラで殴りつつフレフワンでガルーラにまんたんを撃つだけです。世界大会前に非公式大会でこのデッキを使う機会があって、そこで改良点を発見できましたし、使っていてしっくりきました。デッキを使用候補にしたのはそういうわけでした。
MガルーラEXを一撃で倒せるのは、ランドEXとレックEX(と、バカエネイベルタル)ですけど、メタ的にはレックはそんなに多くないだろうと思っていたので、ガルーラとフレフワンとまんたんを使うコンセプトは維持しつつ、ランドEXへの対策を固めてデッキを仕上げることにしました。
使うデッキは、LCQの様子をじっくり見てから決めました。レックEXはあまりいない感じだったので、このデッキと心中することにしました。これは正解だったと思いますし、このデッキを選んでよかったと思っています。
3-デッキリスト
2 ガルーラEX
2 MガルーラEX
2 ミュウツーEX
1 ゼルネアスEX
1 ケルディオEX
3 シュシュプ
2 フレフワン
1 ゼルネアス
1 スイクン
3 プラターヌ博士
4 N
3 アクロマ
1 サナ
1 ベル
2 フラダリ
4 フェアリーガーデン
3 まんたんのくすり
3 ちからのハチマキ
2 ツールスクラッパー
1 びっくりメガホン
2 ハイパーボール
2 レベルボール
1 ヘビーボール
1 すごいつりざお
1 ダウジングマシン
7 フェアリーエネルギー
1 水エネルギー
2 ダブル無色エネルギー
1 レインボーエネルギー
ガルーラEX2、MガルーラEX2
デッキのメインアタッカーです。2-2にしたのは、ゲーム中はせいぜい1体か2体しか使わないだろうと思ったからです。運が良ければ相手を一撃で落とせるMガルーラEXはロマンがありますし、HP230もアドバンテージです。また序盤はガルーラEXのトリプルドローで場の組み立てもできます。このカードに書いてあることは強いですし、メガガルーラについて増田さんが言ったコメントも忘れてはだめですよね。「メガガルーラ強い」
ミュウツーEX2
打点の出る優秀なアタッカーです。発売からずっと本当に強いカードだと本気で思います。序盤から終盤まで活躍できて、まさに伝説のポケモンって感じですよね。本当は3枚入れたかったんですが、スペースがありませんでした。……ところで、MミュウツーEXっていつ出るんですか?
ゼルネアスEX1
このデッキの隠れたメインアタッカーです。実はこのデッキで唯一相手のベンチを殴れるカードなので、いろんな対戦でかなり役に立ちました。ブラストXは140出るので、ケルディオEXとセットで相手の進化ポケモンを一撃で落とせます。ただ4エネはエネを食いすぎるので、デッキに1枚だけにしています。
ケルディオEX1
上で言ったようにゼルネアスEXとコンボになっています。かけつけるで相手のどくさいみんや特殊状態をケアできますし、ついでにMガルーラだとつらいランドEXを一撃で倒せる隠れたアタッカーでもあります。フェアリーガーデンが出てればにげるのも簡単ですけど、ケルディオはそんなにたくさんは使わないので1にしました。
シュシュプ3、フレフワン2
デッキのメインポケモンです。これまでならエネを動かせるとくせいやポケパワーや特殊能力を持ったポケモンは全部2進化でした。でもこいつは1進化……頭おかしいですよね! ただ、エネ移動できるほかのポケモンに比べると、フレフワンはアタッカーとは呼べないので、場にずっと置いておくために3-2にしています。相手は毎回フレフワンを倒しにくるので、4-2でも良いかもと本気で考えましたけど、スペースの無駄なのでやめました。
ゼルネアス1
シンボラーやスイクンはにじのやりで倒せますし、エネ加速もできます。
ジオコントロールを撃ったあともバトル場に置きっぱなしにしておけば、ベンチのガルーラをメガ進化させられます。
スイクン1
バトル場に置きっぱなしにしておくもうひとつの候補ですし、ランドEXへの2番目のアタッカーです。ただカエンジシがかなりいたので、スイクンは簡単に倒されることもあります。それでもカエンジシがあまりいなければ、このカードだけで勝てることもあるので相手にとってはいやらしいカードです。
サポーター14
3 プラターヌ博士
4 N
3 アクロマ
1 サナ
1 ベル
2 フラダリ
ドローできるサポは12枚だけですが、ガルーラがワザで3ドローできるので、この枚数で良いと思っています。プラターヌを3にしたのは手札を捨てたくないからで、N4はいつもどおり、アクロマが3なのはベンチが並ぶデッキですし、まんたんを撃つのでベンチの数がそうそう減らないからです。ベル1とサナ1なのは、ベル2にするかサナ2にするか決められなかったので、それぞれ1枚ずつにしておきました。
フェアリーガーデン4
フェアリーガーデン4枚はこのデッキで一番強いポイントです。日本だと、デッキ内のスタジアムは2枚(ときどき3枚)で、世界レギュだとトロピカルビーチが使えるのでスタジアムの枚数は3になるだろうと予想していました。タチワキと違って、フェアリーガーデンは絶対に場に置いておきたいカードですが、4枚入れておけばかなりの確率で場に出しておけます。この選択は正解だったと思っています。ビリゲノはスカイアロー3で、イベルダストはタチワキ2ビーチ1だったので、まわりにいたのはスタジアムが3枚のデッキだったからです。
まんたんのくすり3
ガルーラが場に居座れる秘密のおくすり。ただ4だと手札で腐ることもあるので3に。
ちからのハチマキ3
代わりにかたいおまもりにするのも考えましたけど、ガルーラに貼ればコイン2回表を出せばEXを倒せるのでこっちにしました。まあ、いっつもコイン運悪いんですけど……。
ツールスクラッパー2、びっくりメガホン1
最初は2枚だったんですが、イベルダストは多くいると思ったので3にしました。どうぐの入ってないデッキなんてないので腐ることはないと思いましたし、たとえ相手のどうぐが1でも役には立つカードです。スクラッパーのほうを2にしてあるのは、相手のどうぐを割りたくない場面があるからです(例:イベルダストで、イベルにかるいしがついているようなとき)。と同時に、どうぐおとしはまずいないと思ったので、メガホンは1にしてあります。
ハイパーボール2、レベルボール2、ヘビーボール1
ここは本当に悩んだところです。最初はヘビーボールは入ってなかったんですが、ガルーラとMガルーラを引けるカードが2枚になってしまうので、フェアリーエネを泣く泣く抜いてヘビボにしました(ただ結果的にはかなり役立ちました)。
すごいつりざお1
シュシュプ、フレフワン、ガルーラ、Mガルーラを拾います。2枚以上はいらないので1に。
ダウジングマシン1
だいたいサポーターを拾いますが、4枚目のまんたんや5枚目のフェアリーガーデンになったりもします。このデッキはかなり遅いデッキなので、エースペはダウジングマシン一択です。
フェアリーエネ7、水エネ1、ダブル無色2、虹エネ1
最初はフェアリーエネ8枚だったんですが、さっき言ったように、ヘビボと差し替えたのでエネは11枚、ちょっと少ないです。水エネはケルディオとスイクンで殴るためです。虹エネ2じゃないのは改造ハンマーで剥がされるのがいやだったからで、相手のデッキにはどうせ改ハン入ってるだろうなと思っていたらそのとおりでした。改造ハンマーを浴びるよりは、フレフワンで動かせないほうを選んだというわけです。
■その他の候補
あなぬけのヒモ
相手を引っ張り出せるカードはほんとに強いと思います(日本代表決定戦では、こっちがあなぬけを使ったらなぜか相手がレックEXを出してくれたおかげで勝てました)
クリムガン
レックEXはそんなにいないと思ったので入れませんでしたが、最初のうちは入ってました。基本エネでもダブル無色でも打点が出せるので、メタ内にレックが増えたら入れると思います。
4-対戦レポート
対戦をひとつひとつ書いていたら永遠に終わらないので、いくつかピックアップする形式にしたいと思います(名前を間違えてたらごめんなさい。公式ページからコピーしたので、批判は公式ページに!)
Round 1 Dena Van Wijk (BE) イベルタルEX/ダストダス
世界大会で初めての対戦で、めちゃくちゃ緊張してたのを覚えてます。それでも、世界大会で戦えてることを楽しもうと思ってました。相手のデッキタイプは想定通りでしたけど、相手はデッキにあまり慣れてないようでした。相手はずっとサイクロンYを撃ち続けてくれたので、バカエネイベルが嫌な自分にとってはありがたかったです。しかも相手はゲームの最初からタチワキを出してくれたので、こっちのフェアリーガーデン4枚が毒のダメージを減らすのにかなり役立ちました。ツールスクラッパーでどうぐを割って、まんたんを撃って、MガルーラEXを立てて勝てました。
1-0
相手の出だしがひどくて、こっちはMガルーラを2体場に出せました。相手のダストと場のどうぐの枚数に気をつけていたので、相手のどうぐを全部剥がして、ダストを何もどうぐがついてない状態にできました。ただ、ダイス運が悪くてMガルーラは(ハチマキ込みで)イベルに120だけ与えて落とせませんでした。Mガルーラが1体落とされますがミュウツーが準備できていたので、50残ったイベルを倒して2ゲーム目にも勝てました。
2-0
これが世界大会での初勝利でした。けれど、スコアシートの書き方がわからず微妙に焦りましたw
Round7 Tomoya Watanabe (JP) ビリジオンEX/ゲノセクトEX/ライチュウ
ここまでこれるとは思っていなかったのですが……ここで日本人プレイヤーとの対戦です。ラウンド6のときにもしかしたら当たるかもねとは思っていましたが、本当に当たることになるとは予想できませんでした。ジャッジに写真をとってもらってから、対戦スタートです。試合自体は楽しんでいましたが、二人とも本気でした。二人とも6勝、つまり予選突破のための最低限の勝ち数だったので、7勝目がほしかったです。相手が日本人だろうがなかろうが関係ありません。しかも相手はLCQを抜けてきていて、勢いはこっちより上だろうと思っていました。
フェアリーガーデンを引けなくて、Mガルーラで殴れずに2体目のMガルーラを場に出すはめになります。相手はレッドシグナルでこっちのシュシュプとフレフワンを引っ張り出し続け、こっちは何とかしようとガンガンパンチで戦います。フレフワンもまんたんもないタイミングで1体目のMガルーラが落とされますが、2体目が準備できてたので、そのまま殴り続けて勝つことができました。
1-0
相手が先攻、バトル場はゲノセクトEXで、草エネを貼ってアクロママシーンでプラズマエネルギーをつけてきます。そしてこっちのバトル場はケルディオEX。サポなし、たねポケモンなし、ボールなし、そしてドローは……アクロマ! 相手はベンチなし、こっちもベンチなし。次いきましょうか!
1-1
3ゲーム目は序盤が本当に良くて、2ゲーム目の初手のひどさは何だったんだと言いたいレベルです。場にはフレフワンとMガルーラ、まんたんはほしいときに引けました。ただコイン運はなくて、相手のゲノセクトには120か150しか飛ばせません。しかもベンチを唯一攻撃できるゼルネアスはサイドでした。時間がなくなり、お互いにサイドは4枚ずつでエクストラ3ターン突入です。相手は勝てないと踏んだのか、バトル場にピカチュウを生贄に出します。アクロマを撃つと、フラダリは引けました。ただ、勝つにはゼルネアスが必要です。ここでピカチュウを倒してサイドを引くと……よっしゃ!コイン運はなかったですが、25%でゼルネアスを引き当てられました。相手は次のターンにNを撃ってこなかったので、フラダリは手札に残りました。ゼルネアスを出し、120乗っていたベンチのゲノセクトをベンチから引っ張り出して、ブレイクスルーで残りのサイドを取りきって勝ちです!
Round 10 (Top8) Gonzalo Pereira (PT) ビリジオンEX/ゲノセクトEX/フワライド
8ラウンド目に戦っているのでお互いにデッキは知っていますが、そのときは引き分けでした。お互いのデッキを知っているのはメリットにもデメリットにもなるのでちょっと不安でしたが、ここまで来たからには、勝つことと楽しむことを目標にしようと思ってました。前回の対戦では改造ハンマーとフワライドを見ていたので、それには注意していました。相手はビリジオンのエメラルドスラッシュで加速してきますが、こっちはゼルネアスで加速しつつMガルーラに進化します。今回は運がよくて3表でゲノセクトを倒しますが、こっちのEXはGブースターで倒し返されます。その後、ダークトリニティでプラズマエネを拾われてこっちのミュウツーがシグナルで呼ばれて倒され、ゲームに負けてしまいました。
0-1
こちらは先攻でミュウツースタート。さっきやられたぶんのお返しに参上です! ミュウツーは2ターン目にはエックスボールで80を出し、3ターン目には100を出してビリジオンを倒します。ゲノセクトが来ますがミュウツーは倒されず、フレフワンとまんたんを絡めて殴り続けます。そして1体目のミュウツーで殴ってるあいだに2体目を準備しはじめます。相手が1体目のミュウツーを倒すころにはベンチが完成していて、そのままゲームに勝てました。
1-1
相手はアララギで改造ハンマーを2枚捨ててきたので、こっちは喜んで特殊エネを貼れました。ハイパーボールで山を見るまでは。ガルーラを探しますがどこにもいません。ガルーラで戦うプランが使えなくなって、デッキを3回も見てしまいました。代わりにゼルネアスを引いてジオコントロールを撃ちます。ただ今度は、デッキにフェアリーエネが1枚しかないことに気づきます。正直、ガルーラ2枚サイド落ちがショックでまったく気づきませんでした。あまりにひどくて絶対負けたと思ってましたが、できることはやろうと思いました。ガルーラを引き込むためにできるだけサイドを取りに行きます。まんたんを使いながら、ミュウツーでビリジオンを倒してサイドを2枚。違う、ガルーラじゃない。そして相手はゲノセクトを出してGブースター。あああ……。ここでプランを変更して、ゼルネアスEXでサイド4枚取りを狙うことにしました。相手のデッキにバリヤードが入ってないことがわかってたのが、今回は大きなアドバンテージでした。相手がダークトリニティを使えばGブースターが戻ってこっちの負けになります。こっちはミュウツーでゲノセクトを殴り、相手はフワライドを出しつつダークトリニティを引こうとしますが……引けてません。手札にはフラダリがあったので、Nを撃たないでくれと願ってました。相手が手札からサポーターを使った瞬間、手が震えました。N以外であってくれと願っていたので、相手がアララギを撃ったときは大きく息を吐きました。勝ちを悟った瞬間です。相手はミュウツーを倒してきますが、こっちはゼルネアスEXを出してフラダリを使い、サイドを4枚取って勝ちです!
2-1
Round11 (Top4) Igor Costa (PT) ビリジオンEX/ゲノセクトEX/フワライド
ここで2012年優勝者のおでましです!(まあ、前日のラウンド9で当たってるんですけど)。第1ラウンド目は相手の出だしがかなり良く、ビリジオンとゲノセクトを出してきます。ただこっちにもフレフワンとMガルーラがいて、お互いに出だしは好調でした。ただサポをいくら使っても、なぜかまんたんが引けません。Mガルーラが場に残れず、エネもあまり残らないのでよろしくない状況です。ミュウツーを出して巻き返しを図りますが、フレフワンとシュシュプを倒された直後でエネが1枚足りず、場がぜんぜん機能しませんでした。相手はGブースターを引き込んでこっちのミュウツーを倒し、1ゲーム目に負けてしまいました。
0-1
2ラウンド目はスイクンスタート。かなり良さげに見えますが、手札は、
アクロマ
アクロマ
ツールスクラッパー
ツールスクラッパー
フェアリーガーデン
エネルギー
山札を引くとエネ。どうやらデッキも燃え尽きたようです。3ターンずっとドローゴーを続け、スイクンがGブースターで倒されました。言いたいことは山ほどありますが、これが世界大会での最後のゲームでした。
5-世界大会を終えて
今回が世界大会初参加で、言葉や環境やBO3形式でたくさん困ったことがありましたが、いったん問題を乗り越えてしまえば、対戦はほんとうに楽しくて、夢みたいでした。それに、いろんな国から来てる人とコミュニケーションできたのはすごくいい経験でした。カードでもゲームでも、ポケモンという言葉で。
来年も世界大会に招待されているので、もっとしっかり準備してうまくなって、みなさんに会えるのを楽しみにしています(それと、ポケモンで英語を勉強して、もうちょっと英語を話せるようになります)。
読んでくれてありがとうございました。また次に記事を書く機会があれば、そこでお会いしましょう。
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以上になります。お読みいただきありがとうございました。
ご本人の文章のテンションで訳せない+デッキ調整もあって時間がないというダブルパンチで後半は力尽きてる感はありますがw、何とか東京大会前には終わらせられてよかったです。
ちなみに、みれさんによるこのデッキの分析記事(http://mille333.diarynote.jp/201409061933534791/)も非常に面白いので、ぜひ併せて読まれることをおすすめします。
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