【コラム】噂のカイリューダストダス、パート2
 というわけで、前回(http://ukinins.diarynote.jp/201401281414591915/)の続きです。

 前回はカイリューダストランクルスという非常にユニークなデッキを取り上げましたが、その最後では、Winter Regionalの第3週目、つまり最終週を、カイリューダストビクティニEXが優勝した、ということに触れました。いま、何やらカイリューが熱いカードになっていますね。
 ちょうどそのデッキの解説もアップされてきたので、今回は、そのカイリューダストビクティニの紹介をしてみたいと思います。
 
 引用元は、毎度お馴染みThe Top Cutから。
 解説は前回同様Kyle Sucevichですが、今回は、使用者本人のリストだそうです。
 早速ですが見てみましょう。

Dragonite/Garbodor/Victini -- 1st Place Regional Championship Deck!
ttp://thetopcut.net/2014/01/28/dragonitegarbodorvictini-1st-place-regional-championship-deck/

4 ミニリュウ
1 ハクリュー
3 カイリュー
2 ヤブクロン
2 ダストダス
2 ビクティニEX
1 ミュウツーEX
1 ジラーチEX

4 アララギ博士
4 N
4 フウロ
2 トロピカルビーチ

4 ふしぎなアメ
3 ハイパーボール
3 レベルボール
2 シルバーバングル
2 白銀の鏡
2 かるいし
1 ヘビーボール
1 タウンマップ
1 すごいつりざお
1 ビクトリーピース

6 炎エネルギー
4 ダブル無色エネルギー

 デッキの主な動きは前回のエントリを見てもらうことにして、目を引くのはビクティニEXではないでしょうか。
 実はこのタッチビクティニEXという選択肢は、前回の最後で紹介だけした3つめの記事(ttp://www.sixprizes.com/2014/01/25/i-cant-hear-you-the-boisterous-rise-of-dragonite/)内でもちょっとだけ触れられていたものでした。

 動画内で言及されているビクティニEXの役割は、リストを見ればすぐわかることではありますが、
・カイリューの欠点は遅くてワザにコストがかかることだけど、このデッキはビクティニEXで加速することができる。
・ライジングバーンはビリジオンEXやゲノセクトEXなどの流行りの連中を一撃で倒せる。
 という2点です。
 特に海外のトップメタであるビリゲノへの有効な対策という点が、おそらく最大の採用理由でしょう。
 前回のエントリでも、カイリューダストランクルスでは対ビリゲノに厳しい面があることも、少しだけ触れられていました(序盤からエネつきを狙われてしまうとつらいため)。

 タウンマップは、サイド落ちした特定のカードがほしい場面が多々あるため(白銀とかダブル無色とかサポとか)、だそうです。
 ヘビーボールは、カイリューとダストを引っ張れる、ということですね。

 解説はこんな感じです。
 ちなみにこのデッキの使用者は、Ryan Sabelhausというプレイヤー。去年のアメリカ選手権2位であり、また去年のTop Cut Invitationalの優勝者でもあります。
 世界大会最終日に行われたTop Cut Invitationalの様子は、動画で見ることができます。その決勝戦も動画(ttp://youtu.be/wiXrhO9_VWc)がありますので、興味があればご覧になってはいかがでしょうか。

コメント

キンゴ
2014年1月29日15:11

>>ひみつ
強い力で突き破る、引き裂くという意味もあるそうなので「やかましいきりさく」ということでしょうかね

カイリュー使うメリットが何かなと思ったらちゃんとバングルも入っているんですね

楓
2014年1月29日20:26

前回のエントリに続き、楽しく拝見しました。
久しぶりに丸々コピーしたいと思うデッキですね。
カイリューが出た時にZENTAさんがカイリューランクルスシェイミクレセを組んでいて、動き方が本当に面白かったのを思い出しました。
向こうのデッキは本当に驚くものばかり‥メタの追いかけっこを制すれば勝てる日本にくれべ、あちらは追いかけっこしている輩を、すべて転ばせるような勝ち方もあるという事を教えてくれますね。凄い。

うきにん
2014年1月29日23:01

>>キンゴさん
バングルでの90点は重要な打点だと思います。また、カイリューはHPの高さを評価している部分も大きいでしょうね。
ビーチがある以上は、2進化立てるリスクよりも立ったあとの強さが大事ということだと思います。

>>楓さん
お読みいただきありがとうございます。
前回と今回は、僕も自分でエントリを書いていてとても楽しかった記事です。
海外では、目新しいデッキはあっという間に注目されて考察記事が出るのが、日本との大きな違いでしょうね。なので、大会が続くとかなりの速さでメタが動きます。
こういう面白いデッキがちゃんと注目されて、埋もれたりしない環境というのも、やはり大事なんだなと実感しますね。

Sムラ
Sムラ
2014年1月30日9:34

このデッキ少し前に顔本のほうで話題になってましたね。
リージョナルでは何人かいろんな型で使用者がいたとか。(動画で3人ほど確認)

日本で使用したらイベルタルがきつかったです、、、。

かわむらー
2014年1月30日11:43

はじめまして。茨城県で遊んでおりますかわむらーと申します。
いつも楽しい記事をありがとうございます。日本でも公開と考察のサイクルがこれくらい素早いと楽しいのですが…私もできることをやりたいと思います。
リンクいただきます。今後ともよろしくお願いいたします。

うきにん
2014年1月30日13:11

>>Sムラさん
フェイスブックの方はあまりチェックしていませんでした。やっぱり使用者は複数いたんですね。
イベルタルはどうしようもない気がしますwこのデッキ自体、デッキパワーを突き詰めたというよりは、メタ的に強いカードの合体版という感じが強いですしね。このあいだのビクティニテラキっぽさはあります。

>>かわむらーさん
初めまして。お読みいただきありがとうございます。
日本でも、サザンダークやスイクンテラキのときのように、デッキリストや考察が公開されれば、やはり話題になりますからね。
このサイクルがもっと活発になってほしいと思います。
リンクお返しいたしました。

Sムラ
Sムラ
2014年1月30日13:31

自分はフェイスブックや動画をメインに自分は情報を収集していて、大型サイトはうきにんさんの翻訳に頼ってます笑 いつもこっそりと楽しみにしています。

今シーズンから導入された50分+3ターンというルールに不満を持ってる海外ユーザーが多いと耳にしました。 (TopCutに記事が載ってますね)
結構面白い記事だったので是非翻訳をしてください!笑

メタ読みをきちんと成立させ、60枚に収めて結果を残してメタを残すプレイヤーはいつみても素晴らしいですね。
自分もいつかメタを追いかける側ではなく、メタを作る側になってみたいです。

うきにん
2014年1月30日22:32

>>Sムラさん
TopCutの記事は僕も午前中に見つけて読んでましたw
後半の解決策の部分は日本人側としては正直どうでもいい(失礼)ので、前半部分だけでも訳してみたいですね。気長にお待ちくださいw
僕個人の意見では、メタの先頭を走るにはまず追いつかなければならないと思っているので、まずは環境の考察とデッキ作りあるのみだと思っています。
あとは1%のひらめきがいつか降りてくるのを待つばかりですけれどw

デンリュウ一家@hiro-shu-n
2014年1月31日8:08

はじめまして。
関西で家族でポケカをしておりますデンリュウ一家と申します。
いつも興味深い記事、参考にさせていただいています。
特に、昨年10月にUPされていました「バトルに備えよ」の記事は
何度も読み返し子供にも読ませました☆
これからも記事楽しみにしています。

リンク頂いてもよろしいでしょうか?
よろしくお願い致します。

うきにん
2014年1月31日10:21

>>デンリュウ一家@hiroさん
初めまして。お読みいただきありがとうございます。
バトルに備えよの記事の内容は僕も好きで、自分でもときどき読み返していますw
今後も、できるかぎりのペースで書いていきたいと思います。
リンクお返しいたしました。

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