バトル強化デッキ60をサポーターから眺める
2011年10月22日コメント (6) 今回のバトル強化デッキ60は株ポケ渾身の商品であることは疑い得ませんが、僕が個人的に一番感心したのは、構築済みデッキ内のサポーター(ドローソース)の枚数です。
ドローソースとはアララギや新理論やぼうずなど、複数枚のカードを無作為に引けるカードを指します。コレクターやデントは含みません。なぜならドローソースは、次のドローソースを引けるカードでなければならないからです。定義はさておき。
さてバトル強化デッキ。中を見ると、アララギ博士4、N2、チェレン4。コレクターやデントは入っていないのでランダムレシーバー4枚をドロソ換算するならば、このデッキのドローソースは14枚ということになります。
14枚。この枚数を単なる封入の都合でなく、開発部からのメッセージと受け取ってみたら、どうでしょう。
以前にドローソースについてのコラムを必要以上に長々と書きました(http://sipcup.diarynote.jp/201101161753584591/)。そこでの結論は、初手率を考えると、おおむね12枚~14枚が最も適切、というものでした。
今回のバトル強化デッキにおける封入枚数は、この結論とほとんど同じです。が、単なる偶然ではないでしょう。開けてすぐ遊べるパックを目指して売られている以上、14枚というドローソースの枚数は、「デッキが動く枚数」として、開発部から自信を持って送り出されているはずだからです。
かつてと違い、現在の公式ブログはデッキ強化策に関して本気で指南したがっているように見えます。このバトル強化デッキもその一環だとするならば、いっそう、14という枚数を真剣に捉えるべきでしょう。
ドロソ14枚ならデッキは動く。この構築済みセットは、とても優秀なデッキだと僕は思います。
ドローソースとはアララギや新理論やぼうずなど、複数枚のカードを無作為に引けるカードを指します。コレクターやデントは含みません。なぜならドローソースは、次のドローソースを引けるカードでなければならないからです。定義はさておき。
さてバトル強化デッキ。中を見ると、アララギ博士4、N2、チェレン4。コレクターやデントは入っていないのでランダムレシーバー4枚をドロソ換算するならば、このデッキのドローソースは14枚ということになります。
14枚。この枚数を単なる封入の都合でなく、開発部からのメッセージと受け取ってみたら、どうでしょう。
以前にドローソースについてのコラムを必要以上に長々と書きました(http://sipcup.diarynote.jp/201101161753584591/)。そこでの結論は、初手率を考えると、おおむね12枚~14枚が最も適切、というものでした。
今回のバトル強化デッキにおける封入枚数は、この結論とほとんど同じです。が、単なる偶然ではないでしょう。開けてすぐ遊べるパックを目指して売られている以上、14枚というドローソースの枚数は、「デッキが動く枚数」として、開発部から自信を持って送り出されているはずだからです。
かつてと違い、現在の公式ブログはデッキ強化策に関して本気で指南したがっているように見えます。このバトル強化デッキもその一環だとするならば、いっそう、14という枚数を真剣に捉えるべきでしょう。
ドロソ14枚ならデッキは動く。この構築済みセットは、とても優秀なデッキだと僕は思います。
コメント
やはりドローソースの枚数に関しては、12~14枚が良い、一番強い、ということなのでしょうか。
今日のジムチャレで使った僕のデッキを調べると、ドローソースはアララギが4積み、新理論が2積み。ランダムレシーバーが2積みですが、他にあるのはフラワーショップのお姉さん(対ラフランの回収ソースに1枚積んだ)だけなので、8枚しかなかった、ということになります。
これではおそらく足りないでしょう。実際、ジムチャレでもアララギに頼っていたので、引いたカードがグッズばかりで相手のラフレシアで腐る→アララギを繰り返して山札切れを起こしかける、アララギで3枚しかないジバコイルを切ってしまうなど、不安な点が多かったです。
特に危なかったのは全勝優勝のかかった決勝戦でした。早々と相手にラフレシアを立てられ、グッズロックに苦戦。サイドは3枚しか取れず、相手は1枚しか取っていないものの、ふたごちゃんで展開される、こちらの山札があと3枚という山札切れ間近の絶体絶命の状況でした。結局、山札があと1枚残った状態でフラワーショップのお姉さんを引いたので、トラッシュしたカードを6枚ほど回収し、山札切れは逃れたのですが、あの状況でフラワーショップのお姉さんがサイドに行っていたら、おそらく相手のキュレムEXに殴られる以前に、山札を引ききって負けていたでしょう。
そして、14という枚数が安定ということは、これより多くてはいけない、ということなのでしょうか。ラフランの場合、自分もグッズをロックするので、グッズは減らしても、サポートはその分多く入れなければならないでしょう。その場合、ドローソースが必然的に多くなってしまうと思います。ふたごちゃんも加味すれば、18~20枚ぐらいでしょうか。
今回、僕が使用したデッキでは、優秀なカードとして知られる、ミュウツーやジャンクアームなどを使いませんでした。
これには、ただスペースを空けられなかったからではなく、ちゃんとした理由が存在します。
ミュウツーを入れなかった理由は、「対ミュウツー」の有効性にあります。たとえば、相手のミュウツーEXと当たったとしましょう。僕の使ったデッキの場合、エンブオーでエネ加速ができるので、エネの問題を気にする必要はないので、ミュウツーで応戦しても、エックスボールで相手のミュウツーを倒せます。
しかし、返しにミュウツーを出された場合、こちらにはエネルギーが十分についているので、相手に2個玉をはられただけで倒されてしまいます。こうなると自分も2枚取れますが、相手にも2枚取られてしまうので、サイドレースは動かせない。一時しのぎにしかすぎません。
しかし、レックデオはどうでしょうか。オゾンクライマックスを打った場合、ミュウツーを倒してサイドを3枚取ることができます。次の相手の番に相手が返しにミュウツーを出しても、レックデオを倒すには2個玉を引いたうえに、プラパを引かなければなりません。そのうえ、こちらは2枚しか取られないので、サイドの枚数にして最大でも3枚分のリード、少なくても1枚分のリードが期待できます。
また、先ほど書いたようにエンブオーでエネ加速ができるうえ、オゾンクライマックスは雷エネが1枚でいいのです。そういうわけで、僕はタッチでミュウツーではなくレックデオを採用しました。
ジャンクアームを入れなかったのも理由があります。60枚の殿堂なしのレギュでは、「ミカルゲが嫌だ」といって殿堂ありに参加しなかったおでこさんが出場しています。彼はほぼ確実に勝ち上がってくるでしょうから、勝ち続けたらどこかで必ず当たることになります。おでこさんと当たるということはラフランと当たるということですから、ジャンクアームを入れておくとラフレシアによって腐ってしまうわけですね。
今回のデッキのドローソースの枚数にも、何か公式の意図があるのではないでしょうか。12月に発売される新弾で悪ポケモンがプッシュされているのも、ミュウツーの猛烈な活躍を食い止めるためではないか、と思ってしまいます。
ドローソースの14枚という基準は、ネンドールなど、ポケモンでのドローサポートはいっさい含んでいないときですね。あくまでカードはサポーターで引く一般的な場合です。しかしジバエンブならば、第13回SIP杯優勝のたくぼん!さんのデッキや、クーポソさんの日記のレシピのように、スペースの都合もあって、サポーターは必然的に少なくなってしまうでしょう。その代わりジバコイルのポケパワーでカードを引くデッキなので、ジバコイルラインは太く、そして対戦の中では最優先に立てることを目標とするデッキです。
ジャンクアームに関しては、ラフレシアがいるからジャンクアームを抜くというのは少し性急に過ぎる気もします。会場にわずかしかいないラフレシアのためにジャンクアームを抜いてしまって全体的なデッキパワーを落とすのは、総合的に見た場合、あまり良い戦略とはいえないのではないでしょうか。
どんなデッキにも、苦手なデッキや得意でないカードは存在します。それの対策はもちろん大切ですが、しかしそれを気にしすぎるあまり、自分のデッキの長所を消してしまっては、せっかくのデッキが水の泡です。そこが構築の難しいところ、面白いところですね。ジバエンブの場合、対ラフレシアはそう苦手な相手ではないので、気にしすぎることはないと思いますよ。むしろラフレシアと当たった場合、どのようにデッキを動かすか、プレイングを自分のなかでしっかり固めておくことが大切だと思います。
生存報告ありがとうございます。
リンクお返しいたしました。こちらこそよろしくお願いいたします。